フィフィアネ・ミデマー
フィフィアネ・ミデマー(Vivianne Miedema)ことアンナ・マルガレータ・マリーナ・アストリド・ミデマー(Anna Margaretha Marina Astrid Miedema、1996年7月15日 - )は、オランダ・ドレンテ州ホーヘフェーン出身の女子サッカー選手。マンチェスター・シティWFC所属。オランダ女子代表。 クラブ経歴SCヘーレンフェーン5歳の時にホーヘフェーンのHZVVのユースチームでサッカーを始めた。2009年にホーヘフェーンのもう一つのクラブVV de Weideへ移り[2]、2011年にSCヘーレンフェーンへと移籍した[3]。2011年9月2日、エールディヴィジの2011-12シーズン第1節において15歳でリーグ史上最年少デビュー。第2節のPECズヴォレ戦で初ゴールを決め、デビューシーズンを計17試合出場10得点のクラブトップスコアラーで終えた。 2013-14シーズン、BeNeリーグに参戦していたSCヘーレンフェーンでは26試合で41得点を記録した。1試合平均1.6得点という成績を残し、移籍市場でブラジルのCRフラメンゴや欧州のバイエルン・ミュンヘン、オリンピック・リヨン、パリ・サンジェルマン、ウメオIKなどから関心を集めた[4]。 バイエルン・ミュンヘン
2014年6月6日、自身のオフィシャル・チャンネルでバイエルン・ミュンヘンへの移籍を発表し、3年契約を結んだ[5]。ドイツでの初のリーグ戦ゴールは2014年10月5日、FCR2001デュースブルク戦(6-0)だった[6]。11月30日のSGSエッセン戦でミデマーは足首の外部靭帯を断裂、これにより2015年2月22日のVfLヴォルフスブルク戦で復帰するまで長期離脱を経験した[7]が、3月1日のレバークーゼン戦で再びスタメン起用されると、1ゴールを決めて2-0勝利に貢献。 クラブは8節を終えてブンデスリーガの首位に立っていたが、第11節でVfLヴォルフスブルクに敗戦。最終節でSGSエッセン戦での2-0勝利に貢献し、首位のヴォルフスブルクが引き分けたため、バイエルンは1976年以来のブンデスリーガ優勝となった[8]。 アーセナル
マンチェスター・シティ2024年7月5日、マンチェスター・シティへの移籍(3年契約)が発表された[9][10]。 代表経歴U-19代表2013年からA代表に召集されているが、2014年夏にはU-19欧州選手権に出場した。ノルウェーで行われた本大会はで6得点を決める重要な役割を果たし、スペインとの決勝でもこの試合唯一のゴールを決めて1-0での勝利とオランダの優勝に大きく貢献した。この大会では得点王となり、UEFAより最優秀選手に選出された[11]。 すでにA代表で主力選手だったため、U-19オランダ代表ではそれほど多くの試合に出場しておらず、10試合7得点の成績を残している。 A代表代表監督のローヘル・ライネルスによって選出され、2013年9月26日のアルバニア戦で女子オランダ代表にデビューした。その後、自身のいくつものゴールによって、オランダ代表にワールドカップ出場をもたらすことになった。イタリアとのアウェーでのプレーオフ2戦目は、ミデマーの2得点によって2-1で勝利し、2015年カナダで行われるワールドカップ本大会へ初めての出場権を獲得した。 しかし、ワールドカップ本大会ではゴールを決めることができず、低調だったチームの象徴として批判が集中した。開催国として迎えた2017年夏の欧州選手権でもグループステージ3試合無得点で批判を受けた[12]が、準々決勝のスウェーデン戦で遂に本大会初得点を決めた[13]。 2019年6月15日、ワールドカップ・グループステージのカメルーン戦(3-1勝利)で2得点を決めてオランダ代表での通算得点を60(77試合)に伸ばし、マノン・メーリスの持っていた記録(59点)を抜いて22歳で歴代最多得点者となった。 エピソード・評価
個人成績
脚注
外部リンク
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