ブロッサムカップは、ホッカイドウ競馬・門別競馬場で施行される地方競馬の重賞競走である。日高軽種馬農業協同組合より寄贈賞の提供を受けており、名称は「HBA賞 ブロッサムカップ」と表記している。
概要
2歳牝馬限定の重賞競走として2013年に創設。ホッカイドウ競馬のグレードではH3に格付けされた。距離は創設当初1200mで2015年に1600mに変更され、2018年に1700mに延長された。
本競走の創設により、8月以降は閉幕まで毎月2歳牝馬限定の重賞競走が組まれることとなった。
地方全国交流となっており、地方他地区所属馬も出走出来る。また、JRA認定競走(上級認定競走)としても施行され、優勝馬は認定馬となる。
2021年よりH3からH2に格上げされ、1着賞金は500万円に増額された。
2024年現在、ホッカイドウ競馬の2歳牝馬中距離路線のシーズン最後の重賞競走である。
条件・賞金等(2024年)
- 出走条件
- サラブレッド系2歳牝馬オープン、地方全国交流。
- 負担重量[1]
- 別定。番組賞金300万円超56kg、同300万円以下55kg、同100万円以下54kg
- 賞金等
- 賞金額は1着500万円、2着140万円、3着105万円、4着70万円、5着35万円
- 副賞[2]
- 日本軽種馬協会の「NAR2歳牝馬限定競走勝馬馬主への副賞贈呈事業」の対象競走であり、優勝馬馬主には40万円の副賞金が贈られる。
- スタリオンシリーズに指定されており、ニューイヤーズデイの翌年度配合権利が、優勝馬馬主への副賞となっている。
過去の副賞
スタリオンシリーズ競走に指定されており、以下の種牡馬の種付権が副賞となっている。
歴代優勝馬
回数 |
施行日 |
距離 |
頭数 |
優勝馬 |
性齢 |
所属 |
タイム |
優勝騎手 |
管理調教師
|
第1回 |
2013年11月14日 |
1200m |
14頭 |
ラブミーブルー |
牝2 |
北海道 |
1:13.1 |
宮崎光行 |
角川秀樹
|
第2回 |
2014年11月13日 |
1200m |
12頭 |
ユヅルノオンガエシ |
牝2 |
北海道 |
1:12.9 |
吉原寛人 |
田中淳司
|
第3回 |
2015年11月12日 |
1600m |
10頭 |
ラッキーバトル |
牝2 |
北海道 |
1:41.5 |
石川倭 |
原孝明
|
第4回 |
2016年11月10日 |
1600m |
14頭 |
ジュンアイノキミ |
牝2 |
北海道 |
1:44.0 |
石川倭 |
米川昇
|
第5回 |
2017年11月9日 |
1600m |
14頭 |
クロスウィンド |
牝2 |
北海道 |
1:43.0 |
佐々木国明 |
若松平
|
第6回 |
2018年11月15日 |
1700m |
9頭 |
イージーナウ |
牝2 |
北海道 |
1:49.5 |
桑村真明 |
角川秀樹
|
第7回 |
2019年11月7日 |
1700m |
11頭 |
ネーロルチェンテ |
牝2 |
北海道 |
1:50.1 |
宮崎光行 |
米川昇
|
第8回 |
2020年11月3日 |
1700m |
11頭 |
モリノオーシャン |
牝2 |
北海道 |
1:49.2 |
桑村真明 |
角川秀樹
|
第9回 |
2021年10月21日 |
1700m |
8頭 |
コスモポポラリタ |
牝2 |
北海道 |
1:47.9 |
五十嵐冬樹 |
櫻井拓章
|
第10回 |
2022年10月4日 |
1700m |
8頭 |
スギノプリンセス |
牝2 |
北海道 |
1:48.2 |
五十嵐冬樹 |
田中正二
|
第11回 |
2023年10月11日 |
1700m |
11頭 |
ヴィヴィアンエイト |
牝2 |
北海道 |
1:51.5 |
松井伸也 |
齊藤正弘
|
第12回 |
2024年10月24日 |
1700m |
10頭 |
ゼロアワー |
牝2 |
北海道 |
1:50.0 |
吉原寛人 |
佐々木国明
|
脚注
出典
各回競走結果の出典
参考文献
- 『2013ホッカイドウ競馬ガイド』北海道軽種馬振興公社(門別競馬場・各場外発売所で無料配布)