藻体は大型で、長さ 2.5 m に達することもある[2][3]。主軸は太く、直径 1 mm ほどある[2]。主軸にも小枝にも皮層を欠く。主軸節部は托葉を欠くが[2]、節部細胞が大きく肥大化していることがある[3]。主軸節間部は小枝の 1〜1.5 倍長あり、節間細胞はときに長さ 20 cm に達する[2]。各小枝は2〜3節からなり、節部には長い苞が1〜2個つく (そのため小枝が分枝しているように見える)[2][3]。
雌雄異株[2]。造精器は節部に単生または双生し、直径 1,000 µmに達し、鮮赤色[2]。生卵器も節部に単生または双生し、1,200〜1,400 x 1,000〜1,200 µm[2]。らせんは9本見られる。小冠は小さく (65 x 150 µm) 脱落しやすい[2]。卵胞子はほぼ球形で 770 x 600 µm ほどであり、黄褐色、らせん縁は7本[2]。
^York, P. V. & Johnson, L. R. (2002). The Freshwater Algal Flora of the British Isles: an Identification Guide to Freshwater and Terrestrial Algae. Cambridge University Press. pp. 702. ISBN0-521-77051-3
^ abKipp, R.M., M. McCarthy, A. Fusaro, and I.A. Pfingsten, 2020, Nitellopsis obtusa (Desvaux in Loiseleur) J. Groves, (1919): U.S. Geological Survey, Nonindigenous Aquatic Species Database, Gainesville, FL, and NOAA Great Lakes Aquatic Nonindigenous Species Information System, Ann Arbor, MI, https://nas.er.usgs.gov/queries/GreatLakes/FactSheet.aspx?SpeciesID=1688, Revision Date: 1/15/2020, Peer Review Date: 11/12/2012, Access Date: 2/24/2020
^佐野 真奈美 & 白岩 善博 (2012). “シャジクモ目藻類の衰退”. In 渡邉 信 (監). 藻類ハンドブック. エヌ・ティー・エス. pp. 376–379. ISBN978-4864690027
^野崎 久義 (2012). “シャジクモ目藻類衰退要因ー湖沼における衰退要因”. In 渡邉 信 (監). 藻類ハンドブック. エヌ・ティー・エス. pp. 380–382. ISBN978-4864690027
^笠井 文絵 (2012). “シャジクモ目藻類衰退要因ー溜め池における衰退要因”. In 渡邉 信 (監). 藻類ハンドブック. エヌ・ティー・エス. pp. 383–385. ISBN978-4864690027
^ abcd樋口 澄男 (2012). “シャジクモ目藻類再生の取り組みー野尻湖”. In 渡邉 信 (監). 藻類ハンドブック. エヌ・ティー・エス. pp. 388–392. ISBN978-4864690027