マイケル・グリーン (陸上選手)
マイケル・グリーン(Michael Green、1970年11月7日 ‐ )は、ジャマイカ・トレローニー教区出身で短距離走を専門にしていた元陸上競技選手。60mの自己ベストは6秒49の元室内中央アメリカ・カリブ記録保持者。1996年アトランタオリンピック男子100mのファイナリスト(7位)、1997年パリ世界室内選手権男子60mの銀メダリストである。 経歴1991年8-9月、東京世界選手権の男子100mと4×100mリレーに出場。初出場ながら100mでセミファイナリストになるも、10秒38(+1.3)の組8着に終わり決勝には進めなかった[1]。4×100mリレーでは予選で1走、決勝で3走を務め、デニス・モワット、レイモンド・スチュワート、グリーン、ジョン・メアのオーダーで臨んだ決勝では38秒67をマークしての6位に貢献した[2]。 1993年、NCAA選手権(全米学生選手権)の男子100mを10秒09で制した。 1995年8月、イェーテボリ世界選手権の男子100mと4×100mリレーに出場。100mは2大会連続でセミファイナリストになるも、10秒30(-0.2)の組7着に終わり決勝には進めなかった[3]。4×100mリレーでは予選・準決勝・決勝と全てのレースで2走を務め、ジェームズ・ベックフォード、グリーン、レオン・ゴードン、レイモンド・スチュワートのオーダーで臨んだ決勝では39秒10をマークしての4位に貢献したが、3位のイタリアとは0秒03差で惜しくもメダルを逃した[4]。 1996年7-8月、アトランタオリンピックの男子100mと4×100mリレーに出場。100mでは世界大会の個人種目で初のファイナリストになり、10秒16(+0.7)で7位に入った。 1997年2月16日、室内60mで6秒49の中央アメリカ・カリブ記録(当時)を樹立[注 1]。この時の50m途中計時でも5秒61の中央アメリカ・カリブ記録を樹立した。 1997年3月、パリ世界室内選手権の男子60mに出場。準決勝を6秒50の全体1位タイで突破すると[5]、決勝ではハラランブラス・パパディアス(6秒50)に0秒01差で敗れ優勝は逃したものの、世界大会で初のメダルとなる銀メダルを獲得した[6]。 自己ベスト記録欄の( )内の数字は風速(m/s)で、+は追い風を意味する。
主要大会成績
脚注注釈出典
外部リンク
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