レローン・クラーク
レローン・クラーク(Lerone Ephraime Clarke、1981年12月6日 ‐ )は、ジャマイカ・トレローニー教区出身で短距離走を専門にしている陸上競技選手。100mで9秒99、室内60mで6秒47の自己ベストを持つ、室内60mの元中央アメリカ・カリブ記録保持者。2009年ベルリン世界選手権男子4×100mリレーの金メダリストである。 経歴2005年8月、ヘルシンキ世界選手権の男子4×100mリレーに出場し、初めて世界大会を経験した。予選と決勝で1走(クラーク、ドワイト・トーマス、エインズリー・ウォー、マイケル・フレイター)を務めると、決勝では38秒28をマークしての4位に貢献したが、3位のイギリス(38秒27)とは0秒01差でメダルを逃した[1]。 2006年3月、モスクワ世界室内選手権の男子60m予選を突破し、世界大会の個人種目に初出場ながらセミファイナリストとなった。準決勝では6秒66の自己ベスト(当時)をマークするも、着順で決勝に進出できた組2着とは0秒03差、タイムで拾われた最後の枠の選手とも0秒03差で決勝進出を逃した[2]。 2009年7月、中央アメリカ・カリブ選手権の男子100mと4×100mリレーに出場。100mは決勝で10秒08(+0.1)の自己ベスト(当時)をマークするも、エマヌエル・カランダーに同タイム着差ありで敗れ2位に終わった[3]。1走を務めた4×100mリレーは39秒31をマークしての銀メダル獲得に貢献した。 8月、ベルリン世界選手権の男子4×100mリレーに出場し、4年ぶりに世界選手権出場を果たした。予選で1走(クラーク、マイケル・フレイター、スティーブ・マリングス、ドワイト・トーマス)を務めると、38秒60(組2着)をマークしての決勝進出に貢献したが、決勝の出番はなかった[4]。ジャマイカは金メダルを獲得し、予選を走ったクラークもメダルを手にした。 8月28日、チューリッヒ国際の男子100mで9秒99(+0.4)をマークし、初めて10秒の壁を突破した。 2010年10月、英連邦競技大会の男子100mと4×100mリレーに出場。100mは決勝で10秒12(+0.3)をマークし、マーク・ルイス=フランシス(10秒20)やアーロン・アームストロング(10秒24)を破って主要国際大会初タイトルを獲得した[5]。1走を務めた4×100mリレーは38秒79をマークしての銀メダル獲得に貢献したが、1位のイングランドとは0秒05差だった。 2011年10月、パンアメリカン競技大会の男子100mに出場すると、決勝で自己ベストに迫る10秒01(+0.2)をマークし、キム・コリンズ(10秒04)やエマヌエル・カランダー(10秒16)を破って金メダルを獲得した[6]。 2012年2月18日、室内60mで6秒47の中央アメリカ・カリブ記録(当時)を樹立した[注 1]。 3月、イスタンブール世界室内選手権の男子60mに出場。中央アメリカ・カリブ記録保持者として臨んだ大会だったが、スタートに失敗し、7秒05の組4着でまさかの予選敗退に終わった[7]。 2013年以降2013年以降は怪我に苦しんでいる[8]。 自己ベスト記録欄の( )内の数字は風速(m/s)で、+は追い風を意味する。
主要大会成績
脚注注釈出典
外部リンク
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