マリアンヌ・ジャン=バプティスト (Marianne Jean-Baptiste、本名: Marianne Raigipcien Jean-Baptiste、1967年 4月26日 - )は、イギリス ・ロンドン 出身の女優 ・作曲家 。1996年に公開されたコメディドラマ映画『秘密と嘘 』に出演したことで知られており、アカデミー助演女優賞 、ゴールデングローブ賞 、BAFTA賞 の同部門にノミネートされるなど、高い評価を受けた。また、バプティストは、2002年から2009年までテレビシリーズ『WITHOUT A TRACE/FBI 失踪者を追え! 』のビビアン・ジョンソン役で知られており、その後、『ブラインドスポット タトゥーの女 』(2015年~2016年)や『ホームカミング 』(2018年~)などのテレビ番組に出演している。
プロフィール
アンティグア島 出身の母とセントルシア 出身の父の間にロンドンで生まれ、ペッカム で育ち[ 1] 、St Saviour's and St Olave's secondary school に通った[ 2] 。ロンドンの王立演劇学校 で学び、ロイヤル・ナショナル・シアター の舞台に立っていた。劇団「チーク・バイ・ジョウル 」で演じたウィリアム・シェイクスピア の『尺には尺を 』の演技で、1994年のイアン・チャールソン賞 にノミネートされた。
キャリア
ジャン=バプティストは、マイク・リー 監督の社会派ドラマ『秘密と嘘 』(1996年)で国際的な評価を得て、ゴールデングローブ賞 とアカデミー助演女優賞 にノミネートされ、アカデミー賞にノミネートされた初のアフリカ系イギリス人女優、そしてジェイ・デビッドソン に続いてノミネートされた2人目のアフリカ系英国人となった。マイク・リー監督とは『It's a Great Big Shame』(1993年)の舞台で出会っていた[ 3] 。彼女は映画業界の人種差別を非難し、ちょっとした論争を巻き起こした。彼女は、一流の俳優たちがカンヌ国際映画祭 に招待されているが、成功しているにもかかわらず、自分は招待されていないと指摘した[ 4] 。
作家であり作曲家でもあるジャン=バプティストは、ブルース・ソングのアルバムを録音し、1997年のリー監督の映画『Career Girls』では音楽を担当している[ 5] 。1999年には、ピーター・ブルック がパリ で上演したフランス語版『The Suit』(Le Costume )に出演している。この作品は、Can Themba の短編小説を基にしたバーニー・サイモン とMothobi Mutloatseによる一幕物の劇である[ 6] [ 7] 。また、『The Murder of Stephen Lawrence』(1999年)のドリーン・ローレンス役でも高い評価を受けている[ 1] 。
仕事の都合でアメリカに移住し、夫と2人の娘と一緒にロサンゼルス に住んでいる[ 1] [ 8] 。アメリカ訛りに磨きをかけ、アメリカのテレビシリーズ『WITHOUT A TRACE/FBI 失踪者を追え! 』にFBI 捜査官ビビアン・ジョンソン役で出演した。最近では、『テイカーズ 』(2010年)、『Secrets in the Walls』(2010年)、『ハリーズ・ロー 裏通り法律事務所 』(2012年)などの映画やテレビドラマに出演している。『ロボコップ 』(2014年)では、デトロイト警察署長のカレン・ディーンを演じた[ 9] 。
ジェームズ・ボールドウィン の戯曲『The Amen Corner 』をルーファス・ノリス が演出した2013年のロイヤル・ナショナル・シアター の公演では、その舞台演技が高く評価された[ 10] [ 11] [ 12] 。
アンジェラ・バセット の友人として、ジャン=バプティストはWomen's Image Network Awards に出席し、バセットの代わりに賞を受け取り、2013年の映画『Betty & Coretta 』で受賞したバセットのために詩的な受賞スピーチを読んだ[ 13] 。
私生活
1997年、ジャン=バプティストはバレエ・ダンサーであるエヴァン・ウィリアムズと結婚した。2人の間には2人の娘がおり、現在はカリフォルニア州 ロサンゼルス に在住している。
主な出演作品
映画
テレビシリーズ
Other projects, contributions
出典
^ a b c Simon Hattenstone, "Marianne Jean-Baptiste: 'It's not a sob story - I could have stayed in the UK and fought it out'" , The Guardian , 15 June 2015.
^ “Marianne Jean Baptiste: the most hated woman in Broadchurch (for now)” (英語). The Times . (19 Jan 2015). ISSN 0140-0460 . https://www.thetimes.co.uk/article/marianne-jean-baptiste-the-most-hated-woman-in-broadchurch-for-now-s8kkwpp5t7b 18 February 2020 閲覧。
^ "Mike Leigh plays It Long But Short" , Tribune Magazine , 22 October 1993.
^ Stephen Bourne (2005). Elisabeth Welch: Soft Lights and Sweet Music . Scarecrow Press. p. 105. ISBN 978-0-8108-5413-0 . https://books.google.com/books?id=5w-RbODuKR8C&pg=PA105
^ James Berardinelli , review of Career Girls (1997).
^ Nicholas Powell, "Review: The Suit" , Variety , 30 January 2000.
^ Michael Billington , "Judgment of Paris" , The Guardian , 15 January 2000.
^ "Role at National tempts London star Marianne Jean-Baptiste out of LA garden" , Evening Standard , 12 June 2013.
^ Jean-Baptiste reference , screenrant.com, 25 August 2012.
^ Sarah Hemming, "The Amen Corner, National Theatre (Olivier), London – review" , The Financial Times , 12 June 2013.
^ Paul Taylor, "Theatre review: The Amen Corner, Olivier, National Theatre, London" , The Independent , 28 June 2013.
^ Charles Spencer, "The Amen Corner, National Theatre, review" , The Daily Telegraph , 12 June 2013.
^ “Marianne Jean-Baptiste in Arrivals at the WIN Awards Ceremony ”. Zimbio (11 December 2013). 26 December 2015 閲覧。
^ O'Sullivan, Michael (30 May 2014). “I admit it: I dig Tom Cruise, and I can't wait for 'Edge of Tomorrow' ”. The Washington Post . 20 February 2021 閲覧。
^ N'Duka, Amanda (3 February 2020). “'Homecoming' Actress Marianne Jean-Baptiste Joins Mel Gibson & Walton Goggins In Dark Comedy 'Fatman' ”. www.deadline.com . Deadline. 20 February 2021 閲覧。
外部リンク
1935–1940 1941–1960 1961–1980 1981–2000 2001–2020 2021–2040