マレク・プワブゴ
マレク・プワブゴ(プラヴゴ、プラウゴ、Marek Plawgo、1981年2月25日 ‐ )は、ポーランド・ルダ・シロンスカ出身の陸上競技選手。専門はハードルおよび短距離走。400mハードルで48秒12(ポーランド記録)、400mで45秒35の自己ベストを持つ。2007年大阪世界選手権の男子400mハードルと男子4×400mリレーの銅メダリストである。 オリンピックと世界選手権を通じてポーランド勢初の400mハードルメダリストになった選手である。世界選手権以外では、2004年アテネオリンピックと2008年北京オリンピックの男子400mハードルで6位、2003年バーミンガム世界室内選手権男子4×400mリレーで銅メダル獲得、2007年ワールドアスレチックファイナル男子400mハードルで優勝などの実績を持つ。 経歴2000年10月の世界ジュニア選手権男子400mハードルを自己ベスト(当時)の49秒23で制すると[1]、アンカーを務めた男子4×400mリレーでは3位に貢献し[2]、世界ジュニア選手権の400mハードルと4×400mリレーでポーランド勢初のメダルを獲得した[3]。 2011年5月12日の国際グランプリ大阪男子400mハードルで48秒16のポーランド新記録(当時)を樹立。1998年にPawel Januszewskiがマークした48秒17を塗り替えた。 2002年3月のヨーロッパ室内選手権男子400mを大会新記録(当時)およびポーランド新記録の45秒39で制すると、1走を務めた男子4×400mリレーでも3分05秒50をマークしての優勝に貢献し、大会2冠を達成した。 2003年3月のバーミンガム世界室内選手権男子400mと男子4×400mリレーに出場。男子400mは準決勝で組3着に入れば決勝に進出できたが、3着とは0秒21差の4着で決勝進出を逃した[4]。しかし、アンカーを務めた男子4×400mリレーでは3分06秒61をマークしての3位に貢献し[5]、この種目ではポーランド勢3つ目のメダルとなる銅メダルを獲得した[注 1][6]。 2003年7月のヨーロッパU23選手権男子400mハードルを48秒45で制すると、アンカーを務めた男子4×400mリレーも3分03秒32をマークしての優勝に貢献し、大会2冠を達成した。 2004年8月のアテネオリンピック400mハードルと4×400mリレーに出場し、オリンピックデビューを果たした。男子400mハードルは準決勝をポーランド新記録(当時)の48秒16(全体3位)で突破し[7]、この種目では2000年シドニー大会のPaweł Januszewski以来となるポーランド勢2人目のファイナリストになったが[8]、決勝ではタイムを落として49秒00の6位に終わった[9]。アンカーを務めた男子4×400mリレーは3分03秒69で予選敗退に終わった[10]。 2007年8月の大阪世界選手権男子400mと男子4×400mリレーに出場。男子400mは準決勝を全体1位の48秒18で突破すると[11]、決勝では48秒12のポーランド新記録を樹立。カーロン・クレメント(47秒61)、フェリックス・サンチェス(48秒01)に次ぐ3位に入り[12]、この種目ではオリンピックを含めてもポーランド勢初のメダリストになった[13][注 2]。1走を務めた男子4×400mリレーでは3分00秒05の3位に貢献し、世界選手権の4×400mリレーでポーランド勢2つ目(当時)となるメダルを獲得した[注 3][14]。 2007年9月のワールドアスレチックファイナル男子400mハードルで48秒35をマークし、大阪世界選手権金メダリストのカーロン・クレメントに同タイム着差ありで競り勝ち初優勝を達成した[15]。 2008年8月のオリンピック男子400mハードルで2大会連続のファイナリストになるも、前回大会と同じく48秒52の6位に終わった[16]。アンカーを務めた男子4×400mリレーは3分00秒32の7位に貢献した(後に6位に繰り上がった)[17]。 自己ベスト記録欄の( )内の数字は風速(m/s)で、+は追い風を意味する。
主要大会成績備考欄の記録は当時のもの
ゴールデンリーグ優勝したゴールデンリーグの大会を記載(個人種目のみ)
脚注注釈
出典
外部リンク
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