マンテカーダ(Mantecadas)は、マフィンに似たスペインのスポンジケーキ状のペイストリーである。スペイン北西部のものが良く知られ、アストルガ、レオン県及びマラガテリア周辺では伝統となっている。味はパウンドケーキに近い。
スペインの他の地域でもマンテカーダが作られており[1]、バリャドリッド県サルドン・デ・ドゥエロやカンタブリア州マリアニョには工場がある。トゥデラには、Sardon de Dueroというマンテカーダで有名なパン屋があったが、2011年1月に閉店した[2]。
マンテカーダは、マフィンのような丸形の紙カップではなく、"cajillas"と呼ばれる底が正方形又は長方形の箱型の紙に入れて焼き[3]、紙から取り出す時には、特徴的な十字のシルエットを残す。
コロンビアやベネズエラにもマンテカーダとして知られるケーキがあるが、ここでは大きく焼いた後にカットする[4]。
メキシコや南アメリカ各国では、小さなマンテカーダをパックして売っている[5]。より密度が高くスポンジ状ではないポルボロン(マンテカードとも呼ばれる)とは異なる。
アストルガのマンテカーダ
最も有名なマンテカーダは、Mantecadas de Astorgaという名前でアストルガで作られているものである。材料は、鶏卵、小麦粉、バター、砂糖である。バターは必須で、ビスコッチョやマフィンとの違いを生み出している[6]。欧州連合の地理的表示制度に保護されている。
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出典
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