マーケットスピード
マーケットスピードは、楽天証券が提供する、Microsoft Windowsで動作するアプリケーション型リアルタイムトレーディングツールである。 インターネットブラウザ上で動くWebアプリケーションではなく、ユーザー環境上で動作するネイティブアプリケーションであり、安定度と実行速度が優れているとされる。ただユーザーの使用するPCの高性能化やインターネット接続回線の高速化の進行等によって、 Java や Flashなどをも利用して作成された。Web アプリケーションの処理が向上した現在では、この差は徐々に埋まってきている。 特徴
システム障害マーケットスピードを使用したトレードシステムが2005年8月29日に長時間のシステム停止を含むシステム障害を発生させたため、金融庁はこれを運用している楽天証券について、報告書を提出するように命じた。 同社は、「システムの増強、コールセンターのオペレーターの増員等の再発防止策等を計画的・段階的に実施するとともに、当該システム増強策等が完了しシステムが安定的に稼動するまでの間の障害発生を防止する観点から、キャパシティ管理など運用管理を徹底する旨の報告書」を9月26日付で金融庁に提出した。しかし、2005年10月24日にも同様の原因による障害を発生させるなどした。 2005年11月16日に金融庁から下された行政処分[1] では、法令違反行為として「証券業に係る電子情報処理組織の管理が十分でないと認められる状況」があると指摘されている。 利用料金2009年1月現在、3か月3,000円(税込)であるが、下記の無料条件を満たせば無料で利用でき、楽天証券 は99.46%の利用者が無料で利用しているとしている。 無料条件2009年1月14日改定の無料条件は以下のとおりであり、いずれかの条件をクリアすることにより3か月間無料で利用することができる。
関連項目脚注出典
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