ミハウ・クフャトコフスキ[4](Michał Kwiatkowski、1990年6月2日 - )は、ポーランド、クヤヴィ=ポモージェ県ヂャウィニ(英語版、ポーランド語版)又はヘウムジャ(英語版、ポーランド語版)[5]出身の自転車競技(ロードレース)選手。名は「ミカル」、姓は「クヴィアトコヴスキ」「クヴィアトコウスキー」「クウィアトコウスキー」「クフィアトコフスキ」等とも書かれる。
経歴
2010年、カハ・ルラルと契約。
2011年、チーム・レディオシャックに移籍。
2012年、オメガファーマ・クイックステップに移籍。ツール・ド・ポローニュにて総合2位と健闘する[6]。
2014年、バスク一周にて得意のTTで順位を上げ、総合2位を獲得[7]。ツール・ド・ロマンディのプロローグとなる個人タイムトライアルにてUCIワールドツアー初のステージ勝利を挙げる[8]。
そして、シーズン後半の一大決戦となる世界選手権にてアタックを決め優勝。ポーランド人初のロード世界王者となった[9]。
2015年、アムステルゴールドレースにてUCIワールドツアーワンデーレース初優勝を挙げる[10]。
2016年、チーム・スカイに移籍。E3・ハレルベークにて新旧世界チャンピオンの一騎打ちを制し、優勝[11]。
2017年、UCIワールドツアーに格上げされたストラーデ・ビアンケにて二度目の優勝[12]。続く、ミラノ〜サンレモでは世界チャンピオンペーター・サガンを破り優勝し、モニュメント初制覇[13]。
2018年は春先から二つのステージレースで総合優勝し、シーズン初頭から好調な走りを見せる。ツール・ド・フランスではゲラント・トーマスとクリス・フルームのダブルエースを献身的にアシストし、トーマスを総合優勝に、フルームを総合3位へ導く。初の総合優勝を狙った母国開催のツール・ド・ポローニュでは区間二連勝を飾り狙い通り個人総合優勝を果たした。
2020年はツール・ド・フランスにアシストとして参加したが、エースのエガン・ベルナルが第17ステージを前に途中棄権したことを受け、チームはステージ優勝狙いに移行。第18ステージ終盤、超級山岳の山頂手前でチームメイトのリチャル・カラパスと2人で先頭に立つと、後続を寄せ付けずそのままゴールへ。肩を組んでフィニッシュラインを越え、少し前に出たクフィアトコフスキがグランツール初勝利を挙げた[14]。
主な戦績
2007年
- カップ・オブ・グルズィアズ・タウン・プレジデント ジュニア部門 総合優勝
- ピース・レース・ジュニア 総合優勝
2008年
2009年
2010年
2011年
2012年
2013年
2014年
2015年
2016年
2017年
2018年
2019年
2020年
2022年
2023年
- ポーランド選手権 優勝(個人タイムトライアル)
- ツール・ド・フランス区間優勝(第13ステージ)、敢闘賞(第13ステージ)
脚註
- ^ “Michal Kwiatkowski”. Template:Ct. Decolef. 14 October 2014時点のオリジナルよりアーカイブ。10 July 2013閲覧。
- ^ 『ciclissimo 2017 No.53 プロチームガイド選手名鑑』八重洲出版、2017年、061頁。
- ^ 『2024サイクルロードレース選手名鑑』八重洲出版、2024年。
- ^ 発音例 - Forvo
- ^ eurosport.onet.
- ^ ツール・ド・ポローニュ2012第7ステージ デゲンコルブが雨の最終スプリント制覇 モゼールが第69代覇者に輝く - cyclowired
- ^ ブエルタ・アル・パイスバスコ2014第6ステージ マルティンが最終TTで2勝目 リードを広げたコンタドールが総合優勝
- ^ ツール・ド・ロマンディ2014プロローグ 「この勝利はサプライズ」 クヴィアトコウスキーがロマンディのプロローグを制覇 - cyclowired
- ^ ロード世界選手権2014ロードレース エリート男子 雨の世界選でクヴィアトコウスキーが虹を掴む 日本勢は苦戦を強いられる - cyclowired
- ^ アムステルゴールド・レース2015 世界王者クヴィアトコウスキーがアムステルでアルカンシェル初勝利 - cyclowired
- ^ E3ハーレルベーケ2016 新旧世界チャンピオンの一騎打ち クヴィアトコウスキーがサガンを下す - cyclowired
- ^ ストラーデビアンケ2017 雨の未舗装レースで元世界王者が独走 クウィアトコウスキーが2度目の勝利 - cyclowired
- ^ ミラノ〜サンレモ2017 新旧世界王者の息呑む接戦 サガンとアラフィリップを下したクウィアトコウスキー初勝利 - cyclowired
- ^ “ツール・ド・フランス2020 第18ステージ アルプス最終日にイネオスがワンツー クフィアトが勝利し、カラパスがマイヨアポワ獲得”. cyclowired (2020年9月18日). 2020年9月21日閲覧。
参考文献