ミリタリーアタック
ミリタリーアタック(英:Military Attack[1]、香:軍事出撃[2])とは、アイルランドで生産、イギリス・香港で調教されていた競走馬である。主な勝ち鞍は、2013年のクイーンエリザベス2世カップ、シンガポール航空国際カップ。 戦績3歳時(2011年) 当初はレイヴ(英:Rave)という馬名で、5月にケンプトンパーク競馬場で行われた未勝利戦にてデビューした[3]。7月までに計6戦3勝の成績を残して、香港へ移籍。その際に去勢され騸馬になり、馬名もミリタリーアタックへと改名された。 2011/12年シーズン 2012年1月にハッピーバレー競馬場でのハンデ戦にて、移籍後デビュー勝ちを収める。その後は香港ダービーに出走するがアキードモフィードの6着に敗れる[4]。5月のハンデ戦にて再び勝利を挙げるが次走のハンデ戦は3着に敗れ、計6戦2勝でシーズンを終えた。 2012/13年シーズン 10月のシャティントロフィーから始動。しかし、ここを4着に敗れると初重賞となった次走のジョッキークラブマイル、初GIの香港カップをそれぞれ5着と9着に敗れる。2012年内は目ぼしい勝利を挙げることはできなかったが、翌2013年1月には香港GIIIのジャニュアリーカップを勝利した。その後は香港スチュワーズカップとセンテナリーヴァーズを9着と6着に敗れるが、次走の香港GIゴールドカップを勝利する[5]と続く香港GIIIプレミアプレートも連勝、GIクイーンエリザベス2世カップへと出走した。出走馬には香港ダービーで敗れたアキードモフィードや日本からはエイシンフラッシュといった顔ぶれがそろったが、レースでは好位から抜け出すと2着のカリフォルニアメモリーらを抑えて優勝した[6]。さらに連勝の勢いでシンガポールへ遠征、シンガポール航空国際カップへ挑んだ。レースでは同厩のダンエクセルに3馬身差をつけて圧勝、GI連勝を飾ると共にジョン・ムーア師にとってはこれが初の海外GIタイトルとなった[7]。これらの活躍により、7月に行われたシーズンの各種表彰において香港馬王(香港年度代表馬)に選出された。また、同時に最優秀中距離馬と最優秀人気馬にも選出された[8]。 2013/14年シーズン 前シーズンと同じくシャティントロフィーから始動するが6着、次走のジョッキークラブカップも3着に敗れると年末の香港カップと翌2014年の香港スチュワーズカップもそれぞれ4着に敗れたものの、次走の香港ゴールドカップではダンエクセルに3馬身差で圧勝し、同レース連覇を達成した[9]。しかし、その後はドバイワールドカップで10着に大敗すると、連覇を狙ったクイーンエリザベス2世カップではデザインズオンロームとの叩き合いに敗れて惜しくも2着、前年優勝したシンガポール航空国際カップでもダンエクセルの3着に敗れてシーズンを終えた。 2014/15年シーズン 10月のシャティントロフィーで勝利を飾るが、次走のジョッキークラブカップと香港カップを2着に惜敗[10]。翌2015年の香港ゴールドカップとクイーンエリザベス2世カップも敗れ、2勝目を狙ったシンガポール航空国際カップはまたもダンエクセルの2着に惜敗し、勝ちきれないレースが続いたままシーズンを終えた。 2015/16年シーズン~2016/17年シーズン シャティントロフィーで3着した後のジョッキークラブカップで久々の勝利を飾るが、その後はGIなどを6戦するも勝利を挙げることはできず、最高着順はクイーンエリザベス2世カップでのワーザーの2着であった。翌シーズンのジョッキークラブカップで3着に入ったのを最後に現役を引退した。 血統表
脚注
外部リンク
|