XSR700は、ヤマハ発動機が製造販売するオートバイ(大型自動二輪車)である。
概要
ヤマハヨーロッパの「Faster sons project」の一環としてXSR900、MT-10と共に2015年にEICMAで報道向けに公開された[1] 。
その後2016年にヨーロッパ市場向けに先行発売されたのち、日本国内仕様として 2017年11月6日よりXSR700 ABSが発売された[2]。
日本や欧州で流行しているネオレトロカテゴリーにおいてコンセプトであるThe Performance Retroster(ザ・パフォーマンス・レトロスター)を基にMT-07のフレームやエンジン、前後サスペンションを共有するも、レトロで普遍的なスタイリングを持ち、さらにはより新しい走行性能や機能を織り込んだ、新しい価値を持ったバイクである[3]。
モデル一覧
RM22J(2017年-2020年)
XSR700 ABS (RM22J) 2017-2020 |
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基本情報 |
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排気量クラス |
大型自動二輪車 |
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メーカー |
ヤマハ発動機 |
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車体型式 |
認定形式:RM22J
通称形式
2017-2019年:B2G
2020年:BDS
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エンジン |
M410E型 688 cm3 4ストローク 水冷DOHC4バルブ直列2気筒 |
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内径×行程 / 圧縮比 |
80.0 mm × 68.5 mm / 11.5:1 |
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最高出力 |
54kW 73PS/ 9,000rpm |
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最大トルク |
68N・m 6.9kgf・m/6,500rpm |
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車両重量 |
186 kg |
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詳細情報 |
製造国 | 日本 |
製造期間 | 2017年 - 2020年 |
タイプ | ネイキッド |
設計統括 | |
デザイン | |
フレーム | ダイヤモンド |
全長×全幅×全高 | 2,075 mm × 820 mm × 1,130 mm |
ホイールベース | 1,405 mm |
最低地上高 | 140 mm |
シート高 | 835 mm |
燃料供給装置 | 燃料噴射装置 |
始動方式 | セルフ式 |
潤滑方式 | 強制圧送ウェットサンプ |
駆動方式 | チェーンドライブ |
変速機 | 常時噛合式6段リターン |
サスペンション | 前 | テレスコピック | 後 | スイングアーム(リンク式) |
キャスター / トレール | 25° / 103 mm |
ブレーキ | 前 | 油圧式ダブルディスク | 後 | 油圧式シングルディスク |
タイヤサイズ | 前 | 120/70ZR17 58W | 後 | 180/55ZR17 73W |
最高速度 | |
乗車定員 | 2人 |
燃料タンク容量 | 13 L |
燃費 | (WMTC)23.9 km/L |
カラーバリエーション | |
本体価格 | 899,640円(税込) |
備考 | “仕様:XSR700”. 2017年10月4日閲覧。 |
先代 | |
後継 | |
姉妹車 / OEM | ヤマハ・MT-07 ヤマハ・テネレ700 |
同クラスの車 | ホンダ・CB650R カワサキ・Z650RS833 |
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B2G型 (2017年-2019年)
日本では2017年11月6日から「XSR 700 ABS」が発売。モデル名に記載されているよう、日本ではABS搭載モデルのみ導入。
エンジン自体はMT-07と共通の「M410E」型を搭載。688ccの4ストローク水冷DOHC4バルブでクランク角270度の並列二気筒エンジンとなっている。※クロスプレーン・コンセプト:<ライダーのスロットル操作に対しリニアなトルクを創出すること>を求める設計思想。
外装の特徴としてはドレスアップ時の容易性が配慮されており、サイドカバー、センターカバー、メーター、前後フェンダーなどもそれぞれシンプルかつ独立した構成となっている。また多彩なアルミパーツを織り込み、素材感を強調、ヘリテージモデルとしての佇まいを表現。アルミ製のタンクサイドカバーは、表面カーブに微妙な変化を持たせ、ニーグリップの絞り込み部も滑らかな面構成で仕上げてある。その他、ヘッドランプステー、ラジエターサイドカバー、フロントフェンダーステー、ハンドルなどにアルミ材を採用。さらにヘッドランプ、メーター、テールランプ、マフラーエンドは普遍的な形状である“サークル”をモチーフに、機能をデザイン要素として表現している。またサイドカバー、フロントフェンダーステーにはサークル型の肉抜き加工を施しガレージビルドのような軽量感を持たせているのも特徴となっている。
BDS型 (2020年)
2020年にマイナーチェンジが行われ、通称形式が「BDS」に変更。
変更内容はヘッドライト内にポジションランプが追加されるとともに、リフレクターのデザインも変更されたこと。カラーリングでは新たに“ラジカルホワイト”が設定され、これはEICMA2019(ミラノ)でお披露目されたRZ250R(1983年)イメージのカラーリングとなり、また“マットグレー”についてはタンクカバーにバフ掛け処理を行い、クリア塗装を施すことでアルミ素材の表情を楽しめる仕上げとなっていた。[4]
日本ではXSR700は2020年で一旦、販売終了となり2021年モデルは存在しない。2022年からはマイナーチェンジ版としてRM41Jが販売開始した。
RM41J(2022年-)
XSR700 ABS (RM41J) 2022- |
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基本情報 |
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排気量クラス |
大型自動二輪車 |
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メーカー |
ヤマハ発動機 |
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車体型式 |
認定形式:RM41J
通称形式
2022年-:BEE
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エンジン |
M419E型 688 cm3 4ストローク 水冷DOHC4バルブ直列2気筒 |
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内径×行程 / 圧縮比 |
80.0 mm × 68.5 mm / 11.5:1 |
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最高出力 |
54kW 73PS/ 8750rpm |
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最大トルク |
67N・m 6.8kgf・m/6,500rpm |
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車両重量 |
186 kg |
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詳細情報 |
製造国 | 日本 |
製造期間 | 2022年 - |
タイプ | ネイキッド |
設計統括 | |
デザイン | |
フレーム | ダイヤモンド |
全長×全幅×全高 | 2,075 mm × 820 mm × 1,130 mm |
ホイールベース | 1,405 mm |
最低地上高 | 140 mm |
シート高 | 835 mm |
燃料供給装置 | 燃料噴射装置 |
始動方式 | セルフ式 |
潤滑方式 | 強制圧送ウェットサンプ |
駆動方式 | チェーンドライブ |
変速機 | 常時噛合式6段リターン |
サスペンション | 前 | テレスコピック | 後 | スイングアーム(リンク式) |
キャスター / トレール | 25° / 103 mm |
ブレーキ | 前 | 油圧式ダブルディスク | 後 | 油圧式シングルディスク |
タイヤサイズ | 前 | 120/70ZR17 59W | 後 | 180/55ZR17 73W |
最高速度 | |
乗車定員 | 2人 |
燃料タンク容量 | 13 L |
燃費 | (WMTC)24.6 km/L |
カラーバリエーション | |
本体価格 | 935,000円(税込) |
備考 | |
先代 | |
後継 | |
姉妹車 / OEM | ヤマハ・MT-07 ヤマハ・テネレ700 |
同クラスの車 | ホンダ・CB650R カワサキ・Z650RS |
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BEE型
2021年モデルがないまま1年のブランクを経て、日本では2022年4月8日からマイナーチェンジ版として販売開始。[5]
マイナーチェンジとなるため変更点は多くないが、エンジンについては平成32年排出ガス規制適合化させた「M419E」型に変更。
外装面ではヘッドランプ、ポジションランプ、フラッシャーランプのLED化。
足回りではフロントブレーキディスクが16mm大径化され(282mm→298mm)、タイヤは新たにミシュラン・ロード5を採用。
他にはネガポジ反転LCDメーターが採用されている。
脚注
- ^ 2015EICMAミラノショーヤマハブースから想像した未来のYAMAHA Web 55mph - バイク・スクーター ヤマハ発動機製品サイト
- ^ "オーセンティック"なスタイリングに688cm3水冷2気筒エンジンを搭載 "Neo Retro"ロードスポーツ「XSR700 ABS」を新発売
- ^ XSR700 開発ストーリー - バイク・スクーター ヤマハ発動機製品サイト
- ^ 「XSR700 ABS」2020年モデルを発売 ~1980年代スポーツモデルをイメージした新色を採用 - ヤマハ発動機・2020年3月5日
- ^ スポーツヘリテージ「XSR700 ABS」2022年モデル発売 ~往年のヤマハスポーツバイクを象徴するグラフィック&カラー採用 - ヤマハ発動機・2022年2月24日
注釈
関連項目
外部リンク
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50 cc | | |
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51 - 125 cc | |
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126 - 250 cc | |
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251 - 400 cc | |
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401 - 600 cc | |
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601 - 1000 cc | |
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1001 cc - | |
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電動スクーター | |
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競技車両 | |
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電動競技車両 | |
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