ランス(Lens [lɑ̃s] ( 音声ファイル))は、フランス北部・オー=ド=フランス地域圏パ=ド=カレー県にある都市。ベルギー国境に近い。
歴史
三十年戦争(1618年〜1648年)でのフランスの勝利を決定づける「ランスの戦い」の舞台である。近代は炭鉱により栄えたが、現在は閉山されている。
美術
2012年12月、炭鉱跡地にルーヴル美術館の分館が開館した。設計は日本の設計事務所SANAA(妹島和世・西沢立衛)と、アメリカのイムレー・カルバート(Imrey-Culbert)社が手掛けた。
スポーツ
ランスではサッカーが最も人気のスポーツとなっており、プロサッカーリーグのリーグ・アンに所属するRCランスのホームタウンである。ホームスタジアムはスタッド・フェリックス・ボラールであり、UEFA欧州選手権1984や1998年フランスW杯などの試合会場としても使用されている。
なお、フランスにはスタッド・ランスというクラブも存在するが、ホームタウンは「マルヌ県・ランス」という別の自治体である。
出身者
脚注