リュウキュウアオバズク
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分類
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学名
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Ninox japonica totogo
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和名
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リュウキュウアオバズク
(琉球青葉ずく)
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英名
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Brown Hawk-Owl
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リュウキュウアオバズク(琉球青葉木菟、学名:Ninox japonica totogo)は、南西諸島固有のフクロウである。アオバズクの亜種。
分布
奄美群島の奄美大島・喜界島・徳之島・沖永良部島・与論島、琉球諸島の沖縄本島・伊平屋島・伊是名島・粟国島・久米島・座間味島・宮古島・石垣島・西表島・竹富島・黒島・与那国島・波照間島、台湾。すべて留鳥[1][2]。
山地から平地にかけての常緑広葉樹林の樹上。常緑広葉樹であれば公園の木の上でも見られる[1]。
形態
全長29-30.5cm、翼開長76cm。頭から尾までの背側は黒褐色、腹側は白っぽく、褐色の縦斑がある。足は長めで羽毛はあり指にはない。足と眼、嘴は黄色。基亜種のアオバズクとの識別は非常に難しく、リュウキュウアオバズクのほうがやや色合いが暗い程度[1][2]。
生態
樹洞に営巣する。昆虫やミミズなどを主食としている。他に小鳥やコウモリを食する。夜行性。「ホッウホッウ ホッウホッウ ホッウホッウ」と鳴く[3]。
保全状況
南西諸島の個体は、沖縄県レッドデータブックで準絶滅危惧種に指定されている。亜種であることから、台湾を含めた種全体の保全状況の調査は行われていない。アオバズク全体の保全状態は低危険種である[3]。
脚注
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Ninox scutulata totogo | |
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Ninox japonica totogo | |
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