リース・ヴァーグ(Rhys Vague、1996年1月17日 - )は、オーストラリア出身のプロバスケットボール選手。ポジションはパワーフォワード。B3リーグ・東京ユナイテッドバスケットボールクラブ所属。
経歴
西オーストラリア州パース郊外のカルディーニャ育ちで、高校はウィレットトン・シニアハイスクールに通った。2013年と2014年にSBL(セミプロ)のコックバーン・クーガーズに参加した。2014年、オーストラリアのトップリーグであるナショナル・バスケットボール・リーグ(NBL)のパース・ワイルドキャッツに育成選手として入団し、2018年4月に正契約。2016年、2017年、2019年、2020年に優勝チームメンバーとなった。
また、SBLのイーストパース・イーグルス、スターリング・セネタース、SEABLのダンデノンレンジャーズでもプレーし、2015年にSBLのMIPを受賞した。
2019年と2020年はニュージーランドNBLのネルソン・ジャイアンツにも所属した。
2020年7月、前バスケットボールニュージーランド代表ヘッドコーチのポール・ヘナレがヘッドコーチを務めるジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグ2部(B2リーグ)の香川ファイブアローズと契約。背番号25[1][2]。新型コロナ流行の影響によりチームへの合流が遅れ、2020-21シーズン開幕7試合目で公式戦に初出場し、シーズントータルでは50試合出場で平均10.0ポイント、8.9リバウンド、1.8アシストを記録した。
日本の香川での最初のシーズンが終了した後、2021年5月、ヴァーグはニュージーランドNBLのホークスベイ・ホークスに加入した[3]。
2021年6月、2021-22シーズンの契約を更新した[4]。第97回天皇杯全日本バスケットボール選手権大会では、香川が勝利した3次ラウンドのB1・三遠ネオフェニックス戦で26得点を記録した[5]。
2022-23シーズンまで香川に所属した後、2023年4月にオーストラリアNBLのサウスイーストメルボルン・フェニックス入団を発表[6]。23-24シーズンは27試合に出場した。
2024年7月、B3リーグの東京ユナイテッドバスケットボールクラブとの契約を発表[7]。
ナショナルチーム
2014年にフィジーで開催されたFIBAオセアニアU-19選手権で優勝した[8][9]。翌年、ギリシャ開催のU-19世界選手権の候補にも選出されたが[10]、チームメンバー入りは逃した。
台湾で開催された2017年夏季ユニバーシアードのオーストラリアチーム(英語版)に選出され、9位になった[11][12]。
2022年2月、香川でのチームメイトのアンガス・ブラントとともに2023年FIBAバスケットボール・ワールドカップアジア予選Window2(沖縄)に出場するバスケットボールオーストラリア代表に選出され[13]、チャイニーズタイペイ戦でA代表公式戦に初出場。
同年7月、FIBAアジアカップ2022に出場するオーストラリア代表に選出された[14]。ヴァーグは本大会にて決勝までの全6試合に出場し8.8得点・2.8リバウンドをあげ、オーストラリアの優勝を支えた[15]。
個人成績
シーズン
|
チーム
|
GP
|
GS
|
MPG
|
FG%
|
3P%
|
FT%
|
RPG
|
APG
|
SPG
|
BPG
|
TO
|
PPG
|
B2 2020-21
|
香川
|
50 |
8 |
24:54 |
43.3% |
30.1% |
62.6% |
8.9 |
1.8 |
0.6 |
0.4 |
1.6 |
10.0
|
B2 2021-22
|
香川
|
48 |
11 |
24:32 |
44.7% |
33.3% |
77.8% |
8.3 |
2.8 |
0.6 |
0.6 |
2.1 |
12.8
|
B2 2022-23
|
香川
|
55 |
37 |
29:24 |
41.5% |
33.9% |
71.4% |
7.4 |
3.4 |
0.9 |
0.5 |
2.2 |
12.9
|
参考文献
外部リンク