東京ユナイテッドバスケットボールクラブ (とうきょうユナイテッドバスケットボールクラブ、英 : Tokyo United Basketball Club )は、東京都 江東区 をホームタウン とする江東区初のプロ バスケットボール チーム。運営法人は株式会社東京ユナイテッドバスケットボールクラブ。2021年に創設[ 1] され、現在はB3リーグ に所属している。略称はTUBC (ティーユービーシー)。
概要
チーム名の「ユナイテッド」は、クラブが理念として掲げる「MAKE:UNITED 」に由来する。バスケットボールやエンターテイメントを通じて、人と人とがつながりあう「TOKYOの新しいコミュニティ」を創出することを目指しており[ 3] 、親指を立てた両拳(2人の場合はお互いの拳)を合わせて"U"を形作る「ユナイテッドポーズ」をチームポーズとしている[ 4] 。
チームエンブレム及びロゴでは、5本のラインが描かれている。これは、5人の選手たちが勝利を目指し突き進む姿を表すとともに、クラブ拠点である東京ベイエリアの水辺の様子を表現する[ 5] 。
ユニフォーム
ユニフォームスポンサー (2024-25シーズン)
ユニフォームサプライヤー
歴代ユニフォーム
ホームアリーナ
メインのアリーナは有明アリーナ 。年間数回程度をメインアリーナ(収容人員:約15,000人)で開催し、残りをサブアリーナで開催している。
シーズン
リーグ
全体の ホームゲーム数
有明
その他の会場
ポストシーズン
2022-23
B3
26
メイン:4 サブ:14
有明SC:8
2023-24
B3
24
メイン:6 サブ:14
有明SC:2、江戸川:2
会場凡例
歴史
参入前
2021年(令和3年)
9月9日 - B3リーグ 2022-23シーズン公式試合参加資格・第1次審査に合格[ 7] 。
2022年(令和4年)
B3リーグ
2022-23シーズン
スローガン:Be aggressive~愛され、応援されるチームに~
初代ヘッドコーチ には前季まで東京八王子ビートレインズ でHCを務めていた早水将希 が就任[ 10] 。選手も同様に前季B3でプレーしていた選手を中心に獲得。プレシーズンマッチで格上のB2クラブと対戦し勝利を収め、シーズン前からポテンシャルの高さを伺わせた。レギュラーシーズンでも格上相手に勝利を収める試合もあり、新規参入チームで唯一のB3 PLAYOFFS に出場。しかし、QUARTERFINALSで静岡 に敗れ、参入1年目のシーズンを終えた。また、コート外では日本フットボールリーグ の東京武蔵野ユナイテッド との連携[ 11] [ 12] や、有明アリーナ で行われたホーム開幕戦(第2節・対埼玉 戦)にて、国内クラブ主管試合最多入場者数を更新する9,295人を動員するなど[ 13] 高い注目を集めた。なお、この記録は前日に国立代々木競技場 第一体育館 で行われたB.LEAGUE 2022-23 B1リーグ戦第2節・A東京 対千葉J 戦で記録されたB.LEAGUEクラブ主管試合最多入場者数9,167人を抜くことになり、B1の人気チーム同士という対戦カードでの記録をB3に新規参入したばかりのチームが抜くことは極めて異例である。
2022年10月11日、B.LEAGUE準加盟に認定された[ 14] ものの、2023年3月13日、B2クラブライセンス取得に必要な条件で充足できない項目が出たため、申請していたB2クラブライセンスの取り下げを発表した[ 15] 。
2023-24シーズン
スローガン:Be aggressive + Be smart
早水体制2年目[ 16] 。齋藤[ 17] 、チョル[ 18] 、ママドゥ[ 19] 、東[ 20] が退団し、今林萌 [ 21] 、德川慎之介 [ 22] 、チュクゥディエベレ・マドゥアバム [ 23] が加入した。また、シーズン途中の2023年12月に、練習生の山本鳴海 と選手契約を締結した[ 24] 。
ホーム開幕戦の2023年 10月14日 ・対鹿児島レブナイズ 戦、有明アリーナ (メイン)の入場者数が10,358人を記録。国内クラブ主管1試合最多入場者数記録を再び更新した[ 25] 。チームは10月から11月にかけて6連勝を挙げたが、中盤に勝ち星が伸びず。湘南 ・立川 との順位争いを辛うじて制し、レギュラーシーズン7位(28勝22敗)で2年連続プレーオフ 進出した。
2024年3月19日、B2クラブライセンスを初交付された。またプライマリーロゴの変更も併せて発表した[ 26] 。
2024-25シーズン
新ヘッドコーチに元東京Z HCの橋爪純 が就任[ 27] 。創設期からチームをけん引したクレイグ らが退団し、田口暖 、長尾光輝 、ローカス・ガスティス 、リース・ヴァーグ が新加入。また、チョルが2季ぶりに復帰した。
成績
B3 LEAGUE
レギュラーシーズン
プレーオフ
天皇杯
#
シーズン
リーグ
地区
順位
勝
敗
勝率
ゲーム差
ホーム
アウェイ
自地区
他地区
得点
失点
点差
総合
結果
備考
HC
ref.
結果
7
2022-23
B3
-
33
19
(.635)
12(-)
17-9(.654)
16-10(.615)
33-19(.635)
0-0(–)
3900
3597
303
6
QF 敗退
早水将希
8
2023-24
B3
-
28
22
(.560)
18(-)
12-12(.500)
16-10(.615)
28-22(.560)
0-0(–)
3947
3729
218
7
QF 敗退
早水将希
ゲーム差:1位との差(PO圏との差) 地区1 # :ワイルドカード QF :準々決勝 3決 :3位決定戦 SF :準決勝 FINAL :決勝 B1:9~14位はPOなし チャンピオン B2優勝 昇格 降格 残留 2024年12月20日更新
タイトル・表彰
平均アシスト1位:マイケル・クレイグ 、年間ベスト5:マイケル・クレイグ [ 28]
選手とスタッフ
選 手
スタッフ
Pos
#
名前
年齢
身長
体重
国
出身
1.0 PG
0
上田雅也
31歳 (1993/5/8)
1.77 m (5 ft 10 in)
75 kg (165 lb)
JPN
立命館大学
2.0 SG
2
川島蓮
30歳 (1994/10/20)
1.80 m (5 ft 11 in)
90 kg (198 lb)
JPN
白鷗大学
1.0 PG
4
田口暖
27歳 (1997/2/1)
1.71 m (5 ft 7 in)
65 kg (143 lb)
JPN
アップルスポーツカレッジ
4.0 PF
7
アンジェロ・チョル
31歳 (1993/7/15)
2.06 m (6 ft 9 in)
102 kg (225 lb)
USA
サンディエゴ州立大学
2.0 SG
11
德川慎之介
31歳 (1993/6/10)
1.87 m (6 ft 2 in)
86 kg (190 lb)
JPN
東海大学
5.0 C
22
ローカス・ガスティス
30歳 (1994/8/22)
2.06 m (6 ft 9 in)
110 kg (243 lb)
LTU
ホフストラ大学
3.0 SF
23
小倉渓
30歳 (1994/8/4)
1.91 m (6 ft 3 in)
90 kg (198 lb)
JPN
白鷗大学
4.0 PF
25
リース・ヴァーグ
28歳 (1996/1/17)
2.06 m (6 ft 9 in)
104 kg (229 lb)
AUS
ウィレットン高校
1.0 PG
33
宮田諭
46歳 (1978/1/9)
1.77 m (5 ft 10 in)
71 kg (157 lb)
JPN
早稲田大学
2.0 SG
46
今林萌
25歳 (1999/8/17)
1.84 m (6 ft 0 in)
83 kg (183 lb)
JPN
福岡大学
1.0 PG
50
長尾光輝
25歳 (1999/4/28)
1.74 m (5 ft 9 in)
72 kg (159 lb)
JPN
東海大学
4.0 PF
52
ブラ・ブサナ・グロリダ (留)
25歳 (1999/3/27)
1.97 m (6 ft 6 in)
100 kg (220 lb)
COD
白鷗大学
ヘッドコーチ
橋爪純
アシスタントコーチ
竹内峻
アシスタントコーチ兼通訳
葉山泰輔
応援・アリーナ演出
マスコットキャラクター
クラブ創立時の2022年3月28日から、地球にバスケ修行に来ている月ウサギ[ 29] 。背番号は00。キレのあるダンス・イタズラでアリーナを盛り上げ、「マスコットオブザイヤー2023-24」ではB3リーグマスコットの中で1位(全体16位)となった[ 30] 。
広報大使
アリーナMC
チアダンスチーム
「UNITEDANCERS」がホームゲーム(一部)でパフォーマンスを披露する。2023-24シーズン(3代目)から男性2名が加わり、男女混成チームとなっている[ 33] 。
次世代育成
TUBCメモリアルカップ
プロチームとして始動する前の2021年3月、コロナ禍 にあって運動・バスケでの活躍機会が少なかった小学6年生のため、3人制での大会「TUBC MEMORIAL CUP 2021」を開催した[ 34] 。その後も、江東区 を中心としたU-12世代を対象に、メモリアルカップ(各年3月)・スプリングカップ・サマーカップを開催した。
アカデミー
2021年4月、大野慎子 らをコーチに江東区新木場 にてバスケットボールスクールを開校。その後有明 ・豊洲 ・江戸川区 へスクールを展開している[ 35] 。
また、2022年3月にはダンスアカデミーを江東区 内で開校。チアダンススクールを展開している[ 36] 。
ユースチーム
2022年4月に、U-15カテゴリーのジュニアユースチーム「TUBC U-15」を設立し、運営している[ 37] 。
脚注
外部リンク
☆ はB1ライセンス取得クラブ、★ はB2ライセンス取得クラブ B1
B2
準加盟(B3) 関連項目