ローザンヌ
ローザンヌ(フランス語・ドイツ語: Lausanne フランス語: [lozan][2] ドイツ語: [loˈzan][3]、イタリア語・ロマンシュ語: Losanna イタリア語: [loˈzanna])は、スイスのヴォー州に属する基礎自治体(コミューン) で、同州の州都。フランス語圏に属する。 概要レマン湖の北岸に位置する[4]。近隣の主要都市としては、約80キロメートル北東にベルン、レマン湖に沿って約50キロメートル南西にジュネーヴが位置する。 スイス連邦の連邦最高裁判所が置かれ、同国の「司法首都」となっている。 国際オリンピック委員会(IOC)の本部が置かれており、「オリンピックの首都(Olympic Capital)」とも呼ばれる。2020年には第3回冬季ユースオリンピックが行われた。国際柔道連盟(IJF)、国際スケート連盟(ISU)、世界野球ソフトボール連盟(WBSC)の本部もここに置かれている。 1973年より、若手バレエダンサーの登竜門として知られるローザンヌ国際バレエコンクールが開催されていることでも知られる。 歴史古代古代ローマ人が軍の野営地を、レマン湖の近く、現在のヴィディ(Vidy)やウシー(Ouchy)周辺に建て、Lousonnaと呼んだ。また、丘の上の城壁を"'Lausodunon"または"Lousodunon"と呼んだ。 ローマ帝国が崩壊し、安全上の問題から、街の中心が防御により適した現在の場所に移った。街はサヴォイア家とローザンヌ司教の支配を受けた。1536年から1798年まで、ベルンの支配下に入り、教会に掛けられていたタペストリーを含む数多くの文化的な宝物が永久的に持ち去られた。ローザンヌはそれらを取り戻そうと何度も要求している。ナポレオン戦争の間に状況が変化し、誓約者同盟、すなわちスイス連邦に加わり、1803年に新しく形成されたヴォー州の州都となった。 近代1923年、この地でローザンヌ条約が成立し、トルコがセーヴル条約を廃して主権を回復した。 1950年代から70年代にかけて、数多くのイタリア人、スペイン人、ポルトガル人が移住してきた。その多くはレナン(Renens)の工業地区に居住し、地方議会を形成した。 街は伝統的に穏やかであったが、1960年代と1970年代初期に若者のデモが連続し、警官隊と衝突を起こした。その後、2003年の主要国首脳会議への抗議が起きるまで、街は穏やかであった。[要出典] 姉妹都市・提携都市教育ローザンヌは世界クラスの教育機関がいくつかあることでも有名である。
交通鉄道
バス
ローザンヌ地域公共交通(Transports Publics de la région Lausanne、TL)[5]によってトロリーバスおよびバスが運行されている。 港湾
レマン湖畔のウシーからは、対岸のフランス・エヴィアン=レ=バンへの定期航路がある。 観光
関係者ローザンヌ出身の人物→詳細は「Category:ローザンヌ出身の人物」を参照
ローザンヌにゆかりある人物
脚注
外部リンク
|