三雲 岳斗(みくも がくと、1970年8月31日[1] -)は、日本の小説家。大分県出身。
経歴
大学卒業後の数年間、バイクの輸入商社に勤務していたが、電車に乗っていたときに急に作家になろうと思いたち、退職した[2]。
1998年、『コールド・ゲヘナ』で第5回電撃ゲーム小説大賞銀賞を受賞し、デビュー。
1999年、『M.G.H.』で第1回日本SF新人賞、『アース・リバース』で第5回スニーカー大賞特別賞を受賞。
日本SF作家クラブ、日本推理作家協会、本格ミステリ作家クラブ会員。
人物
有沢まみず、築地俊彦、古橋秀之、有川浩らと交流がある[3]。特に古橋は『ストライク・ザ・ブラッド』に「第四真祖」という用語を提供するなど、いくつかのシリーズの設定に関わっている[4]。
代表作である『アスラクライン』『ダンタリアンの書架』『ストライク・ザ・ブラッド』の各シリーズはメディアミックス展開が行われ、アニメ化されている。また、ライトノベル以外のSFやミステリも執筆しており、短編「二つの鍵」は日本推理作家協会賞短編部門候補となるなど、本格ミステリとして高く評価された[5]。
作品リスト
小説
電撃文庫
角川スニーカー文庫
徳間書店
- M.G.H. 楽園の鏡像(2000年6月 徳間書店 / イラスト:中臣亮、2006年6月 徳間デュアル文庫 / 2021年6月 徳間文庫)
- 海底密室(イラスト:大本海図、2000年9月 徳間デュアル文庫 / 2021年8月 徳間文庫)
- ワイヤレスハートチャイルド(イラスト:あいす・くりーむ、2001年11月 徳間デュアル文庫)
双葉社
- 聖遺の天使(2003年10月 双葉社 / 2006年7月 双葉文庫)
- カーマロカ 将門異聞(2005年1月 双葉社 / 2008年5月 フタバノベルス)
- 【改題】煉獄の鬼王 新・将門伝説(2011年2月 双葉文庫)
- 密偵手嶋眞十郎 幻視ロマネスク(2017年3月 双葉社)
光文社
- 旧宮殿にて 15世紀末、ミラノ、レオナルドの愉悦(2005年7月 カッパノベルス / 2008年1月 光文社文庫)
- 少女ノイズ(2007年12月 光文社 / 2010年4月 光文社文庫)
ガガガ文庫
講談社ノベルス
早川書房
- 忘られのリメメント(『S-Fマガジン』連載後に単行本化、2018年8月)
LINE文庫
- アヤカシ・ヴァリエイション(イラスト:沙汰、2019年8月)
新潮文庫nex
アンソロジー
「」内が三雲岳斗の作品
雑誌掲載作品
ゲーム
エッセイ
出典
関連項目
外部リンク