上芥見駅(かみあくたみえき)は、岐阜県岐阜市上芥見にあった名古屋鉄道美濃町線の駅(停留場)。
歴史
美濃町線が前身である美濃電気軌道の路線として1911年(明治44年)に開通した当初から存在する。2005年(平成17年)4月1日をもって、美濃町線とともに廃止された。
駅構造
道路をはさんで南側に低床単式1面1線のホーム、北側に待合室があった。北を住宅地、南を用水路の土手にはさまれた狭い道のため、ホームの幅は1メートル余りしかなかった。
配線図
上芥見駅 構内配線略図
← 徹明町方面 |
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→ 新関方面 |
凡例
出典:[5] |
利用状況
- 『名古屋鉄道百年史』によると1992年度当時の1日平均乗降人員は202人であり、この値は岐阜市内線均一運賃区間内各駅(岐阜市内線・田神線・美濃町線徹明町駅 - 琴塚駅間)を除く名鉄全駅(342駅)中319位、 美濃町線日野橋 - 美濃間(14駅)中12位であった[1]。
駅周辺
- 当駅前後の区間では、道幅の狭さを補うため併用軌道となっていた。ただし道路の中央を軌道が通るような全面的な併用軌道ではなく、道路の端に軌道が敷かれ、道路から軌道敷内にかけてのみ舗装がなされていた[6]。
- 駅北西で長良川と武儀川、津保川が相次いで合流する。
隣の駅
- 名古屋鉄道
- 美濃町線
- 下芥見駅 - 上芥見駅 - 白金駅
脚注
- ^ a b 名古屋鉄道広報宣伝部(編)『名古屋鉄道百年史』名古屋鉄道、1994年、651-653頁。
- ^ a b 『岐阜のチンチン電車 岐阜市内線と美濃町・揖斐・谷汲線の85年』郷土出版社、1997年、219-230頁。ISBN 4-87670-097-4。
- ^ 名古屋鉄道広報宣伝部(編)『名古屋鉄道百年史』名古屋鉄道、1994年、880頁。
- ^ 今尾恵介(監修)『日本鉄道旅行地図帳』 7 東海、新潮社、2008年、51-52頁。ISBN 978-4-10-790025-8。
- ^ 電気車研究会、『鉄道ピクトリアル』通巻第473号 1986年12月 臨時増刊号 「特集 - 名古屋鉄道」、付図「名古屋鉄道路線略図」
- ^ 川島令三『全国鉄道事情大研究』 名古屋北部・岐阜篇 1、草思社、1997年、182頁。ISBN 4-7942-0796-4。
関連項目