佳つ乃(かつの、1964年1月21日 -)は、京都府出身の祇園甲部の元芸妓、元クラブ経営者。本名は、山縣真理子(やまがた まりこ)。交際相手は、任天堂創業家の山内克仁。
来歴
1964年、京都市生まれ。出生名、山縣 真理子(やまがた まりこ)[1]。3人兄弟の長女。中学卒業後、周囲に勧められ置屋「小田本」へ入り、一年の修業期間を経て16歳で舞妓になる。
1985年1月、佳つ乃がファンであった郷ひろみとの仲が噂となり[2]、当時は郷ひろみが松田聖子と交際中であったこともあり、佳つ乃の名前は一躍全国区となる。同年5月29日「襟替え」の儀式を済ませ芸妓として一本立ちをし、またその知名度を買われて、資生堂の食品業界初進出の健康スナック菓子「菜食美人」のCMに出演[1]。
当時全盛だった写真週刊誌に歌舞伎役者[3]や作家[4]、俳優などとの交際が報道され、恋多き女と言われた。
1995年5月11日、29歳で男児を出産するが父親は明かしてない[5]。
1998年9月、祇園に自身の店「やまがた 佳つ乃」を出店[6]、同年、京舞井上流名取りとなる[7]。都をどりは常連で、2回トリを務めた[8]。
2010年に2件目の店「祇をん 佳つ乃」を出す[9]。
2012年11月「引き祝い」をして芸妓から身を引く。
2014年10月から2016年6月17日まで、銀座に会員制の高級クラブ「佳つ乃」を経営していた[10]。
2018年12月12日のブログで、任天堂創業家の山内克仁と交際していることを公表した[11]。「結婚」と報道されたが、実際には籍を入れていない。
人物
愛車は最初に購入したポルシェ・928から歴代、ポルシェを乗り継いでいる[12]。
テレビ出演
紙面出演
- 祇園の舞妓(フジアート出版、1985年2月16日、撮影 清岡純子)
- 写楽(小学館、1985年5月号、グラビア)
- JJ『同年代の生き方クローズアップ 芸妓 佳つ乃22歳』(光文社、1986年8月号)
- スコラ(スコラ、1986年9月25日号、セクシーグラビア)
- 家庭画報特選 きものサロン(世界文化社)
- 97 秋号『林真理子が聞くきもののプロのコツのコツ 祇園・佳つ乃』(1997年10月)
- 01 秋号『祇園・佳つ乃さんがお手本です たおやかな裾模様のきもの』(2001年9月)
- 02 春号『祇園・佳つ乃さんの春夏秋冬・桜さくら』(2002年4月)
- 02 夏号『祇園・佳つ乃さんの春夏秋冬 夏衣』(2002年7月)
- 02 秋号『祇園・佳つ乃さんの春夏秋冬 秋の染め帯』(2002年10月)
- クロワッサン『私についての物語』(マガジンハウス、1999年3月10日号)
- BRUTUS『夜の祇園であの佳つ乃と会う』(マガジンハウス、1999年9月15日号)
- 京都 佳つ乃 歳時記(講談社、2003年10月1日、『佳つ乃の京都案内』として文庫化)
- 25ans (ハースト婦人画報社)
- マダム『日本のゴージャスをつくった女性達』(2008年11月、別冊付録)
- ヴァンサンカン『はんなり社交術』(2011年1~6月号連載)
- 美STORY『今日から京美容』(光文社、2009年4、10月号~2010年9月号連載)
- 週刊ポスト(小学館、2009年7月24日号、セクシーグラビア)
- 京都 私の「守り本尊」を訪ねて『私の京都』(小学館、2009年12月15日)
- an・an『佳つ乃が語る、ほんまの美しさ』(マガジンハウス、2010年8月25日号)
- 朝日新聞『敗れざる40代女子』(朝日新聞社、2011年2月25日、朝刊)
- ゲーテ『貴方の人生に捧ぐ、珠玉のワイン』(幻冬舎、2013年2月号)
- GQ JAPAN『京都 佳つ乃の恋愛指南 男と女のきれいな別れ方』(コンデナスト・ジャパン、2013年5月号)
- MADURO『伝説の芸妓の店 銀座「佳つ乃」』(セブン&アイ出版、2015年1月号)
- 女性自身『シリーズ人間 銀座で華やぐ祇園のDNA』(光文社、2015年5月5日号)
脚注
関連項目
外部リンク