光泉カトリック中学校・高等学校
光泉カトリック中学校・高等学校(こうせんかとりっくちゅうがっこう・こうとうがっこう、英称:Kousen Catholic Junior and Senior High School)は、滋賀県草津市にある私立中学校・高等学校。 概要1988年(昭和63年)に光泉中学・高等学校として創立。創設の計画は、1935年(昭和10年)に来日し、1937年からの初代京都司教区司教、メリノール宣教会パトリック・バーン司教の「滋賀県内にカトリックの学校を創りたい」という希望の一部に基づく。歴代カトリック大津教会主任司祭、信徒に引き継がれ、1985年(昭和60年)に学園設立準備室が開設された[1]。その後、京都司教区司祭山田右によって開校された。校名は2020年4月、カトリック京都司教区に認められて変更され現在のものになった。校長は桂幸生。 高等学校は、Sコース(京都大・大阪大・神戸大、医学部などに進学)、Aコース(同志社大・立命館大などに進学)、Lコース(国立大・公立大に進学)、Pコース(龍谷大・京都産業大などに進学)、FRコース(私大に進学)を設置する[2]。 高校修学旅行目的地がグアム(2013年から。コロナ禍以降は国内)であること、開校5年目にスタートしたニュージーランド海外研修に加え、イギリス海外研修(2013年から)[3]も実施している。姉妹校は、ニュージーランドに2校、オーストラリアに1校、語学研修または相互訪問を行っている。 なお運営する学校法人名が東京にある聖パウロ学園高等学校と同じだが両者に関係はない。 建学の理念
教育目標
学校名の由来校名は「光の泉」の意。光は周囲を照らし、灯台のように道しるべとなって進むべき道を照らす。キリストの言葉のように、「世の光になる」人々を育て生み出す「泉」になるという意味。 校章校章は、校名の「光泉」を表す。
特徴的プログラム
沿革
中学校の学習、進路サポート「勉強したい」気持ちを持つ生徒に、高い学力をつける「レベルに応じたていねいな指導」「検定、模試など、データに基づく継続的指導」「楽しく学べ、やる気が出るしくみ」などの取り組み「3ステップ学習」「単元テスト」「探究」を実施。 進路サポートは、内部進学のほか、外部進学希望者にも行なう。 高等学校の学習、進路対策基本的な学習は、どのコースでも「確かな学力」をつけるため、コース別のカリキュラムが設定されており、定期テスト制度を見直し「単元テスト(5教科で、短い期間・出題範囲ごとに実施するスモールステップ方式のテスト)」で、基本的知識・理解を定着させる。 進路対策学習として、放課後特別講習、駿台講習、夏季講習、「スタディプラス(京大生による学習支援)」などを行う。 英検上級取得の取り組みも行なう。 中学校の部活動将棋部は、文科大臣杯小・中学校将棋団体戦で2016年優勝、2017年準優勝。最年少女流棋士木村朱里が在籍(2024年光泉カトリック高に内部進学)。 硬式テニス、バドミントン、バスケットボール、剣道、卓球、陸上競技、ラグビー、吹奏楽、将棋、英会話、文芸漫画、放送、書道、華道、コーラス、聖歌隊、茶道、プログラミング、自然探究、ダンス(同好会)、ボランティア(同)。 高校の部活動放送部は、NHK杯全国高校放送コンテストのアナウンス部門では2014年以降連続で全国大会に出場。創作ラジオドラマ部門では2022年、全国大会で入選。続く2023年と2024年でも入賞を果たしている。校内放送研究発表会では2023年、奨励賞を受賞。その他、朗読、ラジオドキュメント部門などでも、毎年全国大会出場。2022年に滋賀県で開催された第72回全国植樹祭では、放送部員3名が司会進行を担当した。2025年1月13日、エフエム滋賀において、放送部員と井上麻子がパーソナリティを務めた特別番組「ドキドキ!イマドキ!! High school〜光泉カトリック高校編〜 」が放送された[4]。 自然探究部は、冬期琵琶湖西岸に出現する層積雲(ローター雲)の研究により2021年県高文祭で優勝し、全国大会にも出場。その後研究の様子はNHK総合、TBSなどのニュース、NHK Eテレのバラエティ番組で取り上げられ、多くの新聞にも取り上げられた。同地固有の層積雲はまた、同校部員に「琵琶湖六郎」と命名された。 硬式野球、バレーボール(男)、バスケットボール、硬式テニス、ラグビーフットボール、アイスホッケー、陸上競技、サッカー、剣道、バドミントン、卓球、吹奏楽、英会話、文芸漫画、自然探究、将棋、放送、華道、コーラス、茶道、クイズ、書道、プログラミング、聖歌隊(同好会)、コンピュータ(同)、ボランティア(同)。 海外研修・姉妹校相互訪問「創造性豊かな国際人の育成」という教育目標のもとに、国際教育に力を入れている。
(参考:高校修学旅行グアム島 2013年度から。2017年は東京) 併設校アクセス施設記念講堂(370名収容の階段型教室)、聖堂(360名収容の講堂。内装に「十字架の道行き」などのステンドグラスを設置)、食堂(300名収容。テイクアウトおよび「焼きたてパン工房」併設)、中学武道場(正門横の別棟)などがある。 2017年夏に、新グラウンドが完成。(授業、体育大会、部活用。人工芝・夜間照明設置) 著名な卒業生
脚注外部リンクInformation related to 光泉カトリック中学校・高等学校 |