出口 ケリー(でぐち ケリー、ケリー・デグチ〈英語: Kelly Deguchi〉, 1999年2月13日 - )は、日本出身のカナダの柔道家[1]。
経歴・人物
長野県塩尻市出身[2]。父はカナダ人の写真家、母は日本人であり、姉はカナダ国籍の柔道家たる出口クリスタである[3]。
姉の後を追う形で塩尻の長野誠心館道場で柔道を始め[4]、姉同様に松商学園高等学校[5]、山梨学院大学と進んだ[6]。
松商学園高等学校時代は女子63kg級の選手であり、高校3年時の2016年「全国高等学校総合体育大会」(鳥取県)の個人女子63kg級で出場しているが、一回戦敗退の記録が残っている[7]。
姉がカナダ国籍を選択したことに続き、自身もカナダ国籍を選択[注 1]。
2021年に大学を卒業し、姉の所属先でもある日本生命保険に入社。
2022年、カナダ代表として英連邦総合競技大会である「2022年コモンウェルスゲームズ」(イングランド・バーミンガム)柔道競技女子52kg級に出場し、決勝でティンカ・イーストン(英語版)の前に敗れはしたが銀メダルを獲得した[8]。
2024年パリオリンピックでは姉と共にカナダ代表に選出[9][4][6]。初戦で日本代表の阿部詩と対戦し敗れた[1]。出身地の塩尻市ではパブリックビューイングが開催された[2]。
脚注
注釈
- ^ 日本の国籍法の規定では、『両親がそれぞれ異なる国の子女の場合、22歳の誕生日を迎える迄にどちらか一方の国籍を選択しなければならない』ため。
出典
外部リンク