古城 利明(ふるき としあき、1939年1月10日[1] - )は、日本の社会学者、中央大学名誉教授。専門分野は政治社会学、地域社会学である。新潟県生まれ。
人物
1957年新潟県立長岡高等学校卒業。1962年東京大学文学部社会学科卒業、1965年3月東京大学大学院社会学研究科修士課程修了。同年4月東京大学大学院社会学研究科博士課程中退。1965年4月東京大学文学部助手、1967年中央大学法学部講師、1969年同法学部助教授を経て、1975年より中央大学法学部教授。東京大学・一橋大学・東京都立大学 (1949-2011)・立教大学・成蹊大学・北海道大学・名古屋大学・東京女子大学・新潟大学で講師も務めた。1994年中央大学社会科学研究所長。2005年中央大学附属図書館長。2009年中央大学を定年退職。同名誉教授[2]。
研究課題として、比較世界システム分析・現代イタリアの政治変動・地方政治の社会学などが挙げられる[3]。
恩師は福武直 [4]
著書
単著
- 『地方政治の社会学――階級性と公共性の論理』(東京大学出版会, 1977年)
編著
- 『世界社会のイメージと現実』(東京大学出版会, 1990年)
- 『世界システムとヨーロッパ』(中央大学出版部, 2005年)
- 『リージョンの時代と島の自治』(中央大学出版部, 2006年)
共編著
- (守屋孝彦)『地域社会と政治文化――市民自治をめぐる自治体と住民』(有信堂高文社, 1984年)
- (高柳先男)『世界システムと政治文化』(有信堂高文社, 1986年)
- (矢澤修次郎)『現代社会論』(有斐閣, 1993年/新版, 2004年)
- (新原道信・広田康生)『グローバリゼーション/ポスト・モダンと地域社会 地域社会学講座2』(東信堂, 2006年)
訳書
脚注
- ^ 『読売年鑑 2016年版』(読売新聞東京本社、2016年)p.341
- ^ 以上につき、「古城利明先生略歴」『法学新報 115(9-10)』2009 巻末p1以下
- ^ 「献呈の辞」『法学新報 115(9-10)』2009 p1
- ^ 上掲『地方政治の社会学』p289
外部リンク