古川 夢乃歌(ふるかわ ゆのか、1994年5月24日 - )は、日本の元プロボクサー。山木ボクシングジム所属。愛知県一宮市出身。愛知工業大学名電高等学校卒業、日本体育大学体育学部卒業。第4代WBA女子世界ライトミニマム級王者および第4代OPBF女子東洋太平洋フライ級王者。
一時期は山本 ユノカ(やまもと ゆのか)のリングネームでKick Box所属の女子キックボクサーとして活動していた。
来歴
ボクシング時代
愛知工業大学名電高等学校2年の2011年11月、JBCプロボクシングテスト合格[1]。
2012年4月1日、尾張水野所属として刈谷市あいおいホールにて川口美里戦でデビューし引き分け。
9月16日、大阪府豊中市よみうり文化ホールにて竹中佳と対戦も判定負け。
12月18日、後楽園ホールにて大石久美と対戦し、1回レフリーストップTKOで初勝利。
2013年、日体大に進学するとともにワタナベボクシングジムへ移籍。
8月30日、移籍初戦として林田昌子と対戦し、引き分け。
2014年3月3日、一三三摩利那と対戦し、2回TKOで移籍後初勝利。
7月11日、田中智沙と対戦し3-0判定勝利。
12月9日、武藤美希子と対戦し3-0判定勝利。
2015年2月10日、山岸愛子と対戦し4回TKO勝利。
9月28日、初の海外遠征としてタイ・バンコクにてカニタ・サックナロンと対戦し6回TKO勝利。
東洋太平洋王座獲得
2016年2月21日、バンコクにて初のタイトル戦としてクリスティーヌ・ラプテとのOPBF女子東洋太平洋フライ級王座決定戦に挑み、7回TKOで初タイトル獲得に成功[2]。
世界王座獲得
2016年8月13日、草加市文化会館ホールにて小関桃の王座返上に伴いWBA女子世界ライトミニマム級3位の西村聡美とWBA女子世界ライトミニマム級王座決定戦を行い、3回1分59秒TKO勝ちを収め王座獲得に成功した[3][4][5]。
世界王座初防衛
2016年12月13日、後楽園ホールにて東洋太平洋ライトフライ級王者岩川美花を迎え2-0の判定で初防衛に成功[6]。
2階級制覇挑戦
2017年10月13日、アルゼンチン・サンフアンにて3階級上となるIBF女子世界フライ級王者レオネラ・ジュディカに挑戦するが、0-3判定負けで2階級制覇ならず[7]。WBAライトミニマム級王座を保持したままの挑戦であったが、渡辺会長より剥奪の可能性もあると明らかにされた[8]。直後のWBA11月付ランキングで王座は空位になった[9]。
キックボクシング転向
レオネラ・ジュディカとの試合を最後にボクシングを離れ、一般企業に就職するが、格闘技から離れた生活に物足りなさを感じ、キックボクシングへの挑戦を決意[10]。2019年11月9日に「山本 ユノカ」とリングネームを変えてキックボクシング初戦に挑み、鍵山奈穂を3-0の判定で下した。
2021年3月28日、RISE 147で行われたミニフライ級(-49kg)NEXT QUEENトーナメント 2021に出場。準決勝で大倉萌と対戦し、0-2の判定負け。
ボクシング復帰
2022年5月14日、自身のツイッターにて6月22日に阿比留通子相手に復帰戦を行うことを発表した[11]。所属は山木ジムに変更となる[12]。試合は0-2の判定で敗れ復帰戦を飾れなかった[13]。
2022年11月30日、復帰2戦目をモンブランみきと行う[14]。初回にダウンを奪われるが、2回以降パンチをまとめ、3-0判定でボクシング復帰後初勝利を挙げた[15]。
2023年5月25日、タイ・バンコクにてWBCインターナショナルミニマム級王座決定戦に出場し、ワッサナ・カームデーに4回TKO勝利でボクシング復帰後初タイトル獲得[16]
2023年9月よりワーキングホリデーとしてスペインに1年間滞在。
引退
2024年4月、引退届提出。
引退後は西葛西に富和ジムを設立し、5月20日付で東日本協会に加盟[17]。
戦績
プロボクシング
戦
|
日付
|
勝敗
|
時間
|
内容
|
対戦相手
|
国籍
|
備考
|
1 |
2012年4月1日 |
△ |
4R |
判定1-1 |
川口美里(中日) |
日本 |
プロデビュー戦
|
2 |
2012年9月16日 |
★ |
4R |
判定0-3 |
竹中佳(高砂) |
日本 |
|
3 |
2012年12月18日 |
☆ |
1R |
TKO |
大石久美(ワタナベ) |
日本 |
|
4 |
2013年8月30日 |
△ |
4R |
判定0-1 |
林田昌子(SRS) |
日本 |
|
5 |
2014年3月3日 |
☆ |
2R |
TKO |
一三三摩利那(角海老宝石) |
日本 |
|
6 |
2014年7月11日 |
☆ |
4R |
判定3-0 |
田中智沙(勝又) |
日本 |
|
7 |
2014年12月9日 |
☆ |
4R |
判定3-0 |
武藤美希子(角海老宝石) |
日本 |
|
8 |
2015年2月10日 |
☆ |
4R |
TKO |
山岸愛子(ワイルドビート) |
日本 |
|
9 |
2015年9月28日 |
☆ |
6R |
TKO |
カニタ・サックナロン |
タイ |
|
10 |
2016年2月21日 |
☆ |
7R 1:46 |
TKO |
クリスティーヌ・ラプテ |
フィリピン |
OPBF東洋太平洋女子フライ級王座獲得
|
11 |
2016年8月13日 |
☆ |
3R 1:59 |
KO |
西村聡美(折尾) |
日本 |
WBA女子世界アトム級王座獲得
|
12 |
2016年12月13日 |
☆ |
10R |
判定2-0 |
岩川美花(高砂) |
日本 |
WBA女子世界アトム級王座防衛1
|
13 |
2017年10月13日 |
★ |
10R |
判定3-0 |
レオネラ・ジュディカ |
アルゼンチン |
IBF女子世界フライ級タイトルマッチ
|
14 |
2022年6月22日 |
★ |
6R |
判定0-2 |
阿比留通子(世田谷オークラ) |
日本 |
ボクシング復帰戦
|
15 |
2022年11月30日 |
☆ |
6R |
判定3-0 |
モンブランみき(一力) |
日本 |
|
16 |
2023年5月25日 |
☆ |
4R 1:18 |
TKO |
ワッサナ・カームデー |
タイ |
|
テンプレート
|
キックボクシング
キックボクシング 戦績
|
5 試合
|
(T)KO
|
判定
|
その他
|
引き分け
|
無効試合
|
2 勝
|
0
|
2
|
0
|
1
|
0
|
2 敗
|
0
|
2
|
0
|
勝敗
|
対戦相手
|
試合結果
|
大会名
|
開催年月日
|
× |
大倉萌 |
3R終了 判定0-3 |
RISE 147 【ミニフライ級 NEXT QUEENトーナメント 2021 準決勝】 |
2021年3月28日
|
○ |
樋田智子 |
3R終了 判定3-0 |
RISE 141 |
2020年8月23日
|
× |
紅絹 |
3R終了 判定0-3 |
RISE 140 |
2020年7月19日
|
△ |
IMARI |
3R終了 判定1-1 |
NJKF:DUEL.20 |
2020年1月26日
|
○ |
鍵山奈穂 |
3R終了 判定3-0 |
ジャパンキックボクシング協会:KICK Insist9 |
2019年11月9日
|
獲得タイトル
脚注
関連項目
外部リンク
日本のプロボクシング世界王者(太字は現王者) |
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男子 |
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女子 |
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JBC 非公認 |
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関連項目 | |
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