地球の旗(ちきゅうのはた、英語: flag of the Earth)は、地球を表象するために用いる旗。この主題をめぐって展開される諸概念には、この惑星の政治的、精神的、環境的側面が関わることになる。地球を象徴する旗についての国際的な合意はまだ存在しないが、一部の個人や団体は、旗のデザインを提案し、普及を図っている。
マコーネルのものとほぼ同じ頃、1970年には、また別の地球の旗が、ジェームズ・W・ケイドル( James W. Cadle) という名の、イリノイ州ホーマー(英語版)の農夫によって創り出されていた[4]。ケイドルの地球の旗は、地球を表す青色の円が旗の中央に描かれ、太陽を表す、より大きな黄色い円の一部と、月を表す小さな白い円が、黒地に一緒に描かれている。この旗は、特に 、地球外知的生命体探査 (SETI) 研究に従っている人びとの間で人気があり、世界中のSETI関係者が使っている。この旗は、オハイオ州立大学の電波望遠鏡にも掲げられており、カール・セーガンが死去した際には、半旗とされた[5]。ケイドルは、フラッグ・オブ・アース・インターナショナル (Flag of Earth Co. International) を設立し、この旗を販売していた。この地球の旗は、2003年にパブリックドメインとなった[6]。
世界の旗 (The World Flag) は、1988年にポール・キャロル(Paul Carroll)[1]が、今日の世界におけるグローバリゼーションが引き起こしている人類共通の様々な挑戦への関心を高めようと制作した国際的な旗である。旗の中心には世界地図が置かれ、その周りには216か国の国旗と国際連合の旗が配されている[11]。