報道するラジオ
報道するラジオ(ほうどうするラジオ)は、2012年10月5日から2018年3月26日までMBSラジオで放送された報道・教養番組。 毎日放送ラジオ報道部の制作で、番組開始から2016年3月25日までは毎週金曜日の21:00 - 22:00、同年3月28日以降は毎週月曜日の20:00 - 21:00(いずれもJST)で生放送。2017年までは、生放送による長時間の特別番組を年末に編成していた。 概要2012年9月29日で放送を終了した毎日放送ラジオ報道部制作の『RadioNews たね蒔きジャーナル』(以下『たね蒔き』と略記)のコンセプトを、『with…夜はラジオと決めてます』(2012年度のナイターオフ期間に火〜金曜の夜間に放送中の生ワイド番組、以下『夜ラジ』と略記)とともに継承した生放送番組。『たね蒔き』から水野晶子(毎日放送アナウンサー、月〜水・金曜メインキャスター)と平野幸夫(毎日新聞大阪本社「ほっと兵庫編集長」、コメンテーター)をパーソナリティとして続投させたほか、千葉猛(木曜メインキャスター)と上田崇順(ニュースキャスター)がリポーターとして隔週で出演する。 当番組では、「ひっかかる…その裏側にこだわる。」というコンセプトの下に、放送日の直近で話題になっているニュースから毎週1〜2のテーマを「ラジオ塔」というコーナーで特集。そのテーマの裏に隠された真相を暴きつつ、リスナーからの意見を交えながら、さまざまな問題を洗い出す。また、当番組の公式サイトでは、直近の週に放送済みの特集の音源を無料で配信している。当初は公式サイトからWindows Media Player形式で配信していたが、2013年10月以降は放送翌日から1週間で音源を更新するペースを維持したまま、YouTube内のMBSラジオ公式チャンネルからの配信に移行している(#外部リンクを参照)。 2012年度のナイターオフシーズン(2012年10月5日〜2013年3月22日)には、『たね蒔き』と同じく21:00 - 22:00で放送。『夜ラジ』の金曜日では、千葉と上田が隔週で「○月○日のニュース」(19時台のニュースコーナー)のキャスターを兼務していた。その一方で、他曜日より放送時間が短い(2時間36分)ことから、他曜日の『夜ラジ』では21時台の後半に放送するニュースコーナーと「お天気のお知らせ」(天気予報)を当番組のエンディング付近に内包させていた。 2013年のナイターシーズン(同年3月29日以降)も、基本放送枠を21:00 - 22:00に設定したうえで継続。『MBSタイガースライブ』→『MBSベースボールパーク』でナイトゲームを中継する週には、中継終了の直後から当番組を放送する。なお野球中継が延長した場合でも、火〜木曜日の21時台に編成された『ナイターのあともラジオと決めちゃいます?』(水曜日に上田・木曜日に水野がコーナー出演)のような短縮処置を取らず、完全スライドで放送する。 2013年度のナイターオフシーズン以降も、基本放送枠を変えないまま放送を継続。毎日新聞社を退職した平野も、「ジャーナリスト」という肩書でレギュラー出演を続けていた。しかし、2016年3月25日放送分を最後に平野が降板。翌週(同月28日)からは、当番組の放送枠を毎週月曜日の20:00 - 21:00に移すとともに、水野の後輩アナウンサー・福本晋悟がパーソナリティに加わった。月曜日に『MBSベースボールパーク』の阪神戦ナイターが予定されている日は、21:30 - 22:00に30分短縮バージョンを放送する(野球中継延長時はその分スライド)。ただし、予備日順延で月曜日に試合が組み込まれた場合には、本番組の通常放送を優先して野球中継は行わない場合がある。 2018年のナイターシーズン前週の3月26日で、当番組を終了。同年12月末日付で毎日放送の定年(60歳)を迎える予定の水野は、当番組の終了を機に、新人(大阪テレビタレントビューロー所属の契約アナウンサー)時代の1981年から37年間にわたって出演してきた毎日放送ラジオ報道部制作の報道番組および、MBSラジオの生ワイド番組から勇退する。MBSラジオでは同日に、『MBSマンデースペシャル』(19:00 - 20:00)で平野をゲストに迎えて「報道するラジオスペシャル 水野晶子が振り返る ラジオと報道の37年」を放送した後で、当番組の最終回を通常どおり放送した[1]。 2018年4月編成からは、『ニュースなラヂオ』(毎日放送ラジオ報道部が新たに制作する報道番組)が当番組の放送枠を継承。矢野宏をMCに起用する一方で、当番組からは、上田と福本がニュースキャスター兼リポーター兼ニュース解説担当として続投する。 「ラジオ塔」コーナー放送内容放送回数は2012年の第1回放送からの通算回数で表記 2012年
2013年
2014年
2015年
特別番組国政選挙関連MBSラジオでは、国政選挙の投・開票日に、毎日放送ラジオ報道部の独自制作による開票特別番組を関西ローカルで放送。近年の番組では、水野が一貫してメインキャスターを務めてきたほか、主要政党の幹部・注目議員との生中継などを実施してきた。 当番組の放送開始から最初の国政選挙に当たる第46回衆議院議員総選挙では、投・開票当日(2012年12月16日・日曜日)の20:00 - 24:30(翌17日0:30)に、当番組のスタッフによる開票特別番組『報道するラジオ 総選挙開票特別番組“それで、どうなる!”』(ほうどうするラジオ そうせんきょかいひょうとくべつばんぐみ“それで、どうなる!”)を放送。水野・平野・千葉に加えて、『たね蒔き』のニュースキャスターだった亀井希生(毎日放送アナウンサー、『夜ラジ』木・金曜パートナー)がスタジオ進行を担当した。以降の国政選挙でも、投・開票当日の夜に、同様の特別番組を編成している。 その他2012年
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出典脚注
外部リンク
関連項目
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