大出 晁(おおいで あきら、1926年 - 2005年2月8日)は、日本の哲学者。慶應義塾大学・創価大学名誉教授。
来歴
東京で蒲田病院医師・大出俊夫の子に生まれる。母の兄は児童文学作家の小出正吾。
慶應義塾大学文学部哲学専攻卒業。1952年よりパリ大学ソルボンヌ校、アンリ・ポアンカレ研究所、ベルギーのルーヴァン大学哲学研究所。1958年慶應義塾大学文学部助教授、1965年教授。慶應義塾常任理事、同図書館長、同文学部長、同大学院文学研究科委員長。1982年「論理と経験世界」で慶應義塾大学文学博士。1990年慶應大学定年退職、名誉教授、創価大学文学部教授。2001年退職、名誉教授。
著書
- 『わたしたちの数学の論理学 すじ道だった数学の考えかた』(牧書店) 1962
- 『日本語と論理 その有効な表現法』(講談社現代新書) 1965
- 『自然な推論のための論理学』(勁草書房) 1991
- 『パラドックスへの挑戦 ゲーデルとボーア』(岩波書店) 1991
- 『論理の探究』(慶應義塾大学出版会) 1998
- 『知識革命の系譜学 古代オリエントから17世紀科学革命まで』(岩波書店) 2004
- 『大出晁哲学論文集』(野本和幸編、慶應義塾大学出版会) 2010
共編著
- 『科学のなかのパラドックス』(編、ダイヤモンド社) 1970
- 『論理学』(高野守正共著、慶應義塾大学出版会) 1999
翻訳
参考
脚注
- ^ 大学教員としては常に大江晃であり、筆名で「大出」姓を名乗った。