大府駅(おおぶえき)は、愛知県大府市中央町三丁目にある、東海旅客鉄道(JR東海)の駅である。当駅の所属線である東海道本線[3]と、当駅を起点とする武豊線が乗り入れ、分岐駅となっている。駅番号は東海道本線がCA60、武豊線がCE00。
東海道本線の運行形態の詳細は「東海道線 (名古屋地区)」を参照。
歴史
駅東方では、支線である武豊線が比較的まっすぐ南下する一方、東海道線はやや左へカーブしているが、これはもともと名古屋駅 - 武豊駅が先に開通し、後に岡崎方面の区間が付け足されることで本線筋が変わったからである。
年表
駅構造
旅客列車が発着するのは3面4線である。構内東側から東海道線上りホーム、武豊線ホーム、東海道線下りホームがある。1番線が上り本線、4番線が下り本線となっており、待避を行わない列車や通過列車などが使用する。
東海道線の上下線に武豊線のホームが挟まれる形となっており、武豊線の旅客列車は駅の東方で東海道線の下り線をまたいでいる。5番線を含む構内の西側には貨物列車用の着発線・側線が広がる。この側線群に上り列車が進入するために、共和駅方面には下り線への渡り線が、逢妻駅方面には上下線を跨ぐ高架線がある。なお武豊線を通る貨物列車は、尾張森岡駅北で分岐する線路を通っている。この分岐および立体交差は南方貨物線計画の一環として建設された[9]。かつては[いつ?]側線群の西端に有蓋車用の貨物ホームがあった。また、駅北西にある豊田自動織機大府工場へ至る専用線が1970年ごろまで分岐していた。
駅舎と各ホームは跨線橋で連絡しており、改札口は駅舎の2階にある。改札口は、跨線橋とは別の東西を貫く自由通路に面している。各ホームにエレベーター、エスカレータがある。大府駅の改札を出て右斜め正面にキオスク系列のベルマート(売店)がある。
駅長・駅員配置駅(直営駅)である。管理駅として、東海道本線の共和駅 - 笠寺駅間および武豊線の各駅[8] を管理している。
構内には、東海警察署大府駅警察官詰所が設置されているほか、2018年4月に大府市健康にぎわいステーション(愛称・KURUTOおおぶ)が開設された[10]。
のりば
1・4番線は武豊線にはつながっておらず、東海道線の列車のみ発着・通過する。2・3番線は武豊線の列車に加え、武豊線から東海道線へ直通する列車、東海道線の当駅折り返し列車、東海道線の待避列車、解結を行う列車が発着する。5番線は番線表示がない上に柵が設置されている。よって旅客運用が不可能な為、貨物専用線となっている。2・3番線を発車した武豊線の列車はすぐに高架に上がって右にカーブし、東海道線下り線を跨ぎ越す。2・3番線から貨物列車専用の地上線に入ることはできない。
2022年3月11日までは名古屋発0時台の終電が当駅止まりで運行されていた。この列車は武豊線電化前は気動車による運行であった。
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改札口(2022年11月)
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切符売り場(2022年11月)
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ホーム(2022年11月)
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駅名標(2018年11月)
利用状況
1日平均の乗車人員は以下の通りであった。
年度 |
一日平均 乗車人員
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1995年(平成07年) |
11,282
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1996年(平成08年) |
11,364
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1997年(平成09年) |
11,129
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1998年(平成10年) |
11,164
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1999年(平成11年) |
11,087
|
2000年(平成12年) |
11,115
|
2001年(平成13年) |
11,314
|
2002年(平成14年) |
11,321
|
2003年(平成15年) |
[* 2]11,415
|
2004年(平成16年) |
[* 3]11,711
|
2005年(平成17年) |
[* 3]12,115
|
2006年(平成18年) |
[* 3]12,182
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2007年(平成19年) |
[* 3]12,641
|
2008年(平成20年) |
[* 4]12,831
|
2009年(平成21年) |
[* 4]12,650
|
2010年(平成22年) |
[* 5]12,712
|
2011年(平成23年) |
[* 5]12,808
|
2012年(平成24年) |
[* 5]12,993
|
2013年(平成25年) |
[* 5]13,291
|
2014年(平成26年) |
[* 5]13,300
|
2015年(平成27年) |
[* 6]13,830
|
2016年(平成28年)
|
[* 7]14,129
|
2017年(平成29年)
|
[* 7]14,521
|
2018年(平成30年)
|
[* 7]14,753
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2019年(令和元年)
|
[* 8]14,756
|
2020年(令和02年)
|
[* 9]11,463
|
2021年(令和03年)
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[* 1]12,004
|
2022年(令和04年)
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[* 10]12,731
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駅周辺
表玄関は東口で商店やホテルが点在している。西口には工場や大学のキャンバスなどが存在する。
東口の施設
- 官庁・公共施設
- 教育機関
- 郵政・金融・警備
- 宿泊施設
- 商業施設
- 観光スポット
- その他
西口の施設
- 官庁・公共施設
- 東海警察署大府幹部交番[12]
- 食品衛生センター(一般社団法人 愛知県食品衛生協会)
- 石ヶ瀬会館
- 大府市子どもステーション
- 大府市立発達支援センターおひさま
- 教育機関
- 金融・警備
- その他
- 道路
バス路線
西口のりば
東口のりば
かつては東口から前後駅、知立駅、刈谷駅、有松駅へ向かう名鉄バスも発着していた。
その他
バス路線ではないが、至学館大学、緑区の「緑ヶ丘自動車学校」のスクールバスがここまで出ている。
大府市の中心駅であるが、特別快速は一切停車しない。朝夕の特別停車なども設定されていない。
隣の駅
- 東海旅客鉄道(JR東海)
- 東海道本線
- ■特別快速
- 通過
- ■新快速
- 刈谷駅 (CA58) - 大府駅 (CA60) - 金山駅 (CA66)
- ■快速・■区間快速
- 刈谷駅 (CA58) - 大府駅 (CA60) - 共和駅 (CA61)
- ■普通
- 逢妻駅 (CA59) - 大府駅 (CA60) - 共和駅 (CA61)
- 武豊線
- ■区間快速(武豊線内各駅停車)・■普通
- (共和駅 (CA61)) - 大府駅 (CE00) - 尾張森岡駅 (CE01)
脚注
注釈
出典
- おおぶの統計
- 知多半島の統計
関連項目
ウィキメディア・コモンズには、
大府駅に関連するカテゴリがあります。
外部リンク
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貨物支線(廃線) | |
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