大 玄錫(だい げんしゃく)は、渤海の第13代王。偽書とされる『桓檀古記』では廟号を明宗、諡号を景皇帝とする[1]。
生涯
大虔晃の嫡孫。祖父の死後即位し、唐の咸通年間に三度国使を送った[2]。咸通12年(871年)には楊成規ら105人を日本に遣使した[3]。乾符3年(876年)には政堂省の孔目官や楊中遠ら105人[4]を、中和2年(882年)には裴頲ら105人を遣使している[5]。
乾寧2年(895年)に死去。子の大瑋瑎が王位を継いだ。
出典
- ^ 『桓檀古記』太白逸史 大震国本紀 第七
- ^ 『新唐書』巻二百一十九 列伝第一百四十四 渤海
- ^ 『日本三代実録』巻第二十 太上天皇
- ^ 『日本三代実録』巻第三十 後太上天皇
- ^ 『日本三代実録』巻第卌二 後太上天皇