大石 邦彦(おおいし くにひこ、1970年〈昭和45年〉5月20日 - )は、CBCテレビ報道部の論説委員[1]兼アナウンサー。
来歴
山形県最上郡最上町の出身。山形県立山形東高等学校を経て、慶應義塾大学経済学部卒業後の1994年4月1日付で、アナウンサーとしてCBC(当時はラジオ・テレビ兼営局の中部日本放送)へ入社した。同期入社のアナウンサーに、中橋かおり、吉村洋子、日角真(現在は報道部に所属)、相羽装子がいる。
アナウンサーとしては、CBCラジオへのラジオ放送部門移管に伴うCBCテレビへの自動転籍(2014年4月1日)などをはさみながら、平日の夕方にテレビ(CBCテレビ)で放送される情報・報道番組に長らく出演。若手時代には『ミックスパイください』や『ユーガッタ!CBC』内のコーナーでリポーター、2006年4月から3年間は『イッポウ』、後継番組の『チャント!』では2021年3月までメインキャスターを務めた。また、CBCテレビを含むJNN加盟局・CBCラジオを含むJRN加盟局から優秀なアナウンサーを表彰するアノンシスト賞で、テレビ・フリートーク部門の優秀賞を第36回(2010年度)・第43回(2017年度)・第47回(2021年度)に受賞している。
『チャント!』での肩書が「アンカーマン」に変更された2021年度からは、日本国内で前年(2020年)の初頭から新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行が広まり始めたことを背景に、COVID-19ワクチン接種後の副反応や後遺症に関する調査報道活動(新型コロナワクチンの副反応問題に関する調査報道)にも従事。他のメディアがこの問題をほとんど取り上げない状況で、患者や関係者への取材を2年以上にわたって続けた。さらに、その成果を「大石が行く!」(『チャント!』内での担当コーナー)やYouTube限定の配信動画で随時公表したところ、前述した第47回アノンシスト賞を「活動部門」でも受賞。2023年には、第60回ギャラクシー賞(放送批評懇談会)でも、報道活動部門で「選奨」として表彰された[2]。このような調査報道に対する視聴者や関係者からの反響は大きく、同年には、取材の成果を記録した特別番組の放送[3]や著書の出版にも至っている。また著書の出版にて得られる印税は新型コロナワクチンによる被害者の団体や遺族の団体へ全て寄付をすることを表明している[4]。
本人によれば、アナウンサー時代にはCBCの放送対象地域(愛知県、三重県、岐阜県)内の全市町村を取材で訪れたほか、累計で2万人以上を取材したという[5]。アナウンス部では後年に専任部長を務めていたが、入社29年目の2023年7月1日付で報道部へ異動。異動を機に、論説室の解説委員(論説委員)に就任した[1]。
報道部への異動後も、異動前まで担当していた『チャント!』と『大石邦彦のNOW ON SHARE!』(2022年4月からCBCラジオで放送されている収録番組)への出演を続けていることから、両番組を初めとする対外活動では「『チャント!』アンカーマン」という肩書を主に使用している[6]。その一方で、2023年10月3日放送分の『ゴゴスマ -GO GO!Smile!-』には、レギュラーコメンテーターの石塚元章(大石が報道部へ異動する前からの「論説委員」)に代わって「CBC論説委員」という肩書で出演している。
上記のとおり所属は報道部であり、2024年4月現在は報道部専任部長でアナウンサーを兼務している(CBCテレビの公式HPの「CBCアナウンサープロフィール」内にプロフィールが載っており、チャント!のHPではCBCアナウンサーの肩書となっている)。
人物・エピソード
現在の出演番組
テレビ
- チャント!
- メインキャスター:2019年4月1日 - 2021年3月26日[12]
- アンカーマン:2021年3月29日 -
- 『Nスタ』(TBSテレビ制作の報道・情報番組)の平日版から第0部(任意ネット枠)と第2部(JNN全国ニュース枠)を内包している関係で、アナウンサー時代には、第0部で中京広域圏(CBCの放送対象地域)内からの生中継に登場することもあった。
ラジオ
過去の出演番組
ラジオ
テレビ
CBCは中部日本放送時代の1956年12月1日から2013年3月31日まで、ラジオとテレビの兼営局として運営されていた。しかし、中部日本放送のラジオ放送部門とラジオ放送免許を2013年4月1日付でCBCラジオが承継されたことを受けて、テレビ放送のコールサインが変更された。このような事情から、2013年4月1日の午前0時には、コールサイン変更のアナウンスを中京ローカル向けの生放送で特別に担当した。なお、中部日本放送はテレビ放送部門・テレビ放送免許・(アナウンス部や報道部を含む)テレビ放送関連の部署を翌2014年4月1日にCBCテレビへ移管したことに伴って、CBCテレビ・CBCラジオなどのグループ会社を統括する認定放送持株会社へ移行。当時は中部日本放送のアナウンサーだった大石も、同日付でCBCテレビへ自動的に転籍している。
著書
脚注
外部リンク
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ニュース担当(契約アナウンサー) | |
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元職 | |
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