大阪朝鮮中高級学校(おおさかちょうせんちゅうこうきゅうがっこう、오사까조선중고급학교)は、大阪府東大阪市菱江二丁目にある朝鮮学校。
学校教育法における非一条校であるために各種学校扱いとなっている。主に大阪府・奈良県・和歌山県在住の生徒を受け入れている。
2020年度より、より良い民族教育の発展と中高一貫教育の基盤強化のため中高級学校となった。
校章
通称「三ペン」。三本のペンは勤勉、三つのハンマーは勤労を象徴し、三千里錦繍江山と朝鮮民族三千万(当時の南北合計人口)を表現した。
現在校章はあまり使われることはなく、制服にも校章は掲げていない。
沿革
立ち退き請求事件(土地の明け渡し問題)
現在地は、1971年に都市計画決定された土地区画整理事業の区域内にあり、移転前から減歩が予定されていた。しかし、長年にわたって代替地が確保されない状態が続き、1995年には換地処分の公告が行われ、グラウンドの一部2,000m2が市有地として所有権登記された。東大阪市と大阪朝鮮学園はその後も市有地とされた敷地の売却協議を行ったものの購入価格で折り合いがつかず、その間も大阪朝鮮高級学校は敷地の使用を続けていた[要出典]。2006年11月30日、東大阪市は、大阪朝鮮高級学校が市有地を約12年間賃料を払わずに占有しているとして、土地の明け渡しと賃料約7,900万円の支払いを求めて提訴。2009年11月に、大阪朝鮮高級学校が14,600万円で買い取るとともに、提訴時からの使用料相当額を支払うことで和解が成立した[3][4]。
学科
- 高級部(文系クラス・理系クラス・日本の国公私立学校からの編入クラス)
近年は学力にも力を入れ、有名私学へ合格者も多数輩出している。
著名な出身者
生徒数
2023年1月時点で中等部188人、高等部160人の合計348人[1]。
交通
脚注
参考文献
- 大阪民族教育60年誌編集委員会『大阪民族教育60年誌』大阪朝鮮学園、2005年。
外部リンク