生野区
生野区(いくのく)は、大阪市を構成する24行政区のうちの一つ。大阪府の中央部に位置する。 地理上町台地の東側に位置し、平坦な地形が続く。区境は、西側が大阪環状線、北側が近鉄大阪線・奈良線によって形成されているために直線的なものになっている。そのために北西端に位置するJR西日本・近鉄鶴橋駅は、駅舎の一部が隣接する天王寺区や東成区にまたがる格好になっている。 歴史故事
近世地名人口構成区の総人口126,669人(2022年7月現在)。 全国で最も外国人比率が高い都市外国人住民は28,104人(2023年9月現在)で区人口の約22.2%に達し、大阪市の行政区で最も多い[1]。ちなみに外国人比率の高い自治体である群馬県邑楽郡大泉町は19%(2021年9月現在)[2]、全国最多の外国人住民を抱える埼玉県川口市の外国人人口は約3万9000人で住民の6.4%(令和2年6月1日現在)、全国2位の外国人住民抱える東京都内における最も外国人人口の多い新宿区の人口(346,925人)に対する外国人人口(40,347人)比率は11.6%(令和4年11月1日現在)[3]である。全国で最も外国人居住者の比率が高い行政区の一つで、その多くは在日韓国・朝鮮人である。 産業個人商店、中小企業が多く、特にゴムと硝子工業が有名。『田島(たしま/たじま)のめがねレンズ』は特に有名で、昭和40年代までは全国シェアの90%の生産量を誇っていた。田島神社境内には「レンズ発祥の地」の碑がある。商店街も多く賑わいを見せている。 またロート製薬、フルタ製菓、ノーベル製菓、そして山本化学工業の本社や工場も生野区に所在する。ロート製薬の一社提供番組であった『アップダウンクイズ』(MBS) や『クイズダービー』(TBS) などで放送されたオープニングキャッチの映像は、巽西にある同社の本社工場・研究所である。 鶴橋地域や今里新地地域にはコリア・タウンが形成されており、コリア系商業ビルも存在する。 交通鉄道
JR大阪環状線の寺田町駅 - 桃谷駅 - 鶴橋駅は、隣接する天王寺区との境界に沿って走り、一部出入口は区内にもあるが、登記上はすべて天王寺区にある。 また、区の南端部ではJR関西本線(大和路線)の平野駅(平野区)や東部市場前駅(東住吉区)が最寄りとなる地域がある。 バスまた、かつては近鉄バスも生野区内に路線があり、勝山通を経由するあべの橋・近鉄八尾駅間、布施から内環状線・南巽駅を経てJR平野まで運行していた。 道路
教育短期大学
高等学校中学校小学校義務教育学校特別支援学校専修学校・各種学校閉校となった学校集合住宅大規模マンション
住宅団地出身者
延山敏和(ラグビー選手) 生野区にゆかりのある人物
名所・旧跡・観光スポット・施設
脚注外部リンク
|