奈良県立橿原高等学校
奈良県立橿原高等学校(ならけんりつ かしはら こうとうがっこう、英: Nara Prefectural Kashihara High School)は、奈良県橿原市北越智町に所在する県立高等学校。略称および通称は橿高(かしこう)。 概要45分授業の実施や関西大学などとの高大連携などの試みに取り組んでいる。2023年(令和5年)、橿原市内の中学校との連携状況を踏まえ、奈良県教育委員会より進学教育推進校の指定を受け、連携強化を担う中核教員が配置されている[3]。 また、同じく2024度より、日本拳法部と吟詠剣詩舞部が、奈良県教育委員会より、部活動等に力を入れている学校を重点的に支援する「スポーツ・文化活動推進校」の指定を受け、それぞれの部活動に詳しい専門性の高い教員が顧問等として継続的に配置されている[4]。 スクール・ミッション「橿高リベラルアーツ教育」 教育方針教育基本法並びに学校教育法の精神にのっとり、高等学校教育の目標達成に邁進するため、生徒一人一人の個性、能力を最大限に伸ばし、学力の徹底的啓培に努めるとともに節度ある生活をとおして育まれるたくましい心身をもつ人をつくる[5]。 アドミッション・ポリシー以下のような生徒を積極的に受け入れる。
カリキュラム・ポリシー教職員と生徒が一体となって信頼と愛情に満ちた明るい学園をつくり、心身ともにたくましく心豊かな若人を育てるため、以下の教育を行う。
グラデュエーション・ポリシー卒業までに、以下の資質・能力の育成を目指す。
校訓校訓は「克己」である。「克己」とは、自分を制し欲に打ち勝つ強い心を持つことである。人間のあるべき姿を尊重し自己の完成をめざす者にとって、人間の弱点となるのは「安易」「怠惰」などの弱い心。それを戒める「克己」は、職員・生徒にとって常に心に刻むべき教えとなっている[2]。 沿革年表
基礎データ所在地アクセス象徴校章校章は、所在地である橿原の「橿」の字を図案化し、その中央に高校の「高」の字を配したものである。「高」の字を囲む木と田は、「古代文化発祥の地橿原の遺跡を守ってきた山野」に抱かれた本校の姿を表している。中心=核があり円満さを表現している現在の案が最終的に選ばれた。恵まれたすばらしい環境のもとで古い文化を受け継ぐとともに、新しい文化を創造しながら本校が永遠に栄えることを願ったデザインであり、校旗と共にスクールカラーとなっている[2]。 スクールカラースクールカラーは、落ち着きと風格を表した臙脂(えんじ)色が用いられる[2]。 校歌作詞は武村忠一、作曲は牧野英三による。歌詞は3番まであり、各番に校名の「橿原高校」が登場する[2]。 制服創立40周年を目前に女子の制服が変更され、2014年(平成26年)度入学生より着用を開始。 設置する課程、学科及び定員
学校行事文化祭2013年(平成25年)、文化祭の名称が「若雉子祭」となり、マスコットキャラクター「かしきじちゃん」も作られた。毎年9月上旬の木曜日・金曜日の2日間に渡り開催される。 部活動体育系クラブ活動は、日本拳法部が男女団体・個人で全国優勝の経験があり、弓道部・ソフトテニス部・陸上競技部はインターハイに出場経験がある。特に弓道部は2006年(平成18年)度に「平成21年インターハイ強化指定校」となった。2009年(平成21年)に全国高校総体と全国高等学校弓道選抜大会で男子団体が優勝した。野球部は2000年春(第72回)に出場した。 文化系クラブ活動は、放送部・コーラス部・吟道同好会・囲碁将棋部・音芸部(Sound Art Society)は全国大会の常連校[要出典]であり、音芸部 (S.A.S.) も高校・中学校軽音楽系クラブコンテスト We are Sneaker Ages で毎年、優秀校賞を受賞し、2010年(平成22年)度には準グランプリ賞(演奏全国第2位)を獲得、また、2年連続でベストサポーター校賞(応援団全国第1位)も受賞している。なお、卒業後も多様な分野で活躍するOB・OGが目立ち、部活動での人材育成の観点から本校の部活動は注目を浴びている。 高校関係者と組織高校関係者組織
高校関係者一覧著名な出身者脚注出典
関連項目外部リンク
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