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橿原市(かしはらし)は、奈良県中部の市。総人口約120,000人と奈良市に次ぐ県下第二の都市でもある。
市名は九州地方宮崎県から渡ってきた神武天皇が磐余(いわれ)の地において磯城の首長の兄磯城(えしき)を破り、饒速日命も天津瑞を献じて仕えることとなり、神武天皇即位紀元辛酉の年の春正月の庚辰の朔日に畝傍山東南「橿原の宮」に即位し建国したという伝承に由来する。市章(シンボルマーク)の金鵄は、神武天皇の弓弭(ゆはず・弓の端)に止まって光り輝き、長髄彦の兵を追い払った鳶から意匠された[1]。
地理
地形
奈良盆地の南部に位置し、市域のほとんどは平坦地であるが、畝傍山・天香具山・耳成山の大和三山が優美な姿を見せる。
隣接する自治体
気候
夏は暑く冬は寒い、また雨が少ない盆地特有の内陸性の気候である。
歴史
沿革
市域の変遷
明治22年 |
明治29年 |
昭和3年 |
昭和31年 |
現在
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奈良県
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高市郡 |
橿原市
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八木町
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今井町
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白橿村 |
畝傍町
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鴨公村
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真菅村
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金橋村
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新沢村
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十市郡 |
磯城郡
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耳成村
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姉妹都市・友好都市
国内
海外
行政
歴代市長
特記なき場合「橿原市市勢要覧 資料編 2009」による[4]。
代 |
氏名 |
就任 |
退任 |
備考
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1 |
好川三郎 |
1956年(昭和31年)3月30日 |
1972年(昭和47年)3月1日 |
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2 |
森義己 |
1972年(昭和47年)3月26日 |
1975年(昭和50年)3月3日 |
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3 |
三浦太郎 |
1975年(昭和50年)4月27日 |
1992年(平成4年)12月1日 |
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4 |
岡橋四郎 |
1992年(平成4年)12月27日 |
1995年(平成7年)10月16日 |
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5 |
安曽田豊 |
1995年(平成7年)11月12日 |
2007年(平成19年)11月11日 |
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6 |
森下豊 |
2007年(平成19年)11月12日 |
2019年(令和元年)11月11日[5] |
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7 |
亀田忠彦 |
2019年(令和元年)11月12日[6] |
現職 |
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市庁舎
1961年(昭和36年)建築の市役所本庁舎は老朽化や耐震性の問題があったため、現地での建て替えが検討されたが、地盤改良などの事業費増により2021年(令和3年)に白紙となった[7]。その後、かしはら万葉ホールへの庁舎移転の条例案が市議会に提出されたが、利便性の低下などの懸念が出て否決された[7]。
一方、老朽化した庁舎について、2023年(令和5年)6月の市議会で解体工事に関する議決が行われ、本館、西棟、西館の解体が決定した(2024年2月に解体工事に着手)[7]。これにより市長室は東棟、市議会議場はかしはら万葉ホール、その他の部署も北館やリサイクル館かしはらなどに一時移転した[7]。
橿原市では庁舎機能と民間施設との複合型施設の建設を検討している[7]。
行政機関
消防
- 奈良県広域消防組合消防本部(慈明寺町)(消防広域化前は中和広域消防組合)
- (消防本部内)橿原消防署(慈明寺町)
- 橿原消防署北出張所(豊田町)
- 橿原消防署東出張所(小房町)
- 橿原市消防団(東竹田町)(かしはら安心パーク内に団本部が入居)
国・県の機関
国の機関
県の機関
- 奈良県橿原総合庁舎(常盤町、旧・奈良県立耳成高等学校校舎)
- (総務部知事公室)美しい南部東部振興課、奥大和地域活力推進課
- (総務部)中南和県税事務所
- (福祉医療部)中和保健所、中和保健所動物愛護センター、中和福祉事務所
- (食農部)中部農林振興事務所
- (県土マネジメント部)奈良県中和土木事務所
- 橿原動物指導管理事務所(慈明寺町)
- 県立橿原公苑(畝傍町)
- 県立橿原考古学研究所、同付属博物館(畝傍町)
- 県立橿原文化会館(北八木町)
- 県立高等学校総合寄宿舎畝傍寮(御坊町)
- 県立高等学校総合寄宿舎かぐやま寮(栄和町)
- 社会福祉総合センター(大久保町)
- 第二生活科学センター(北八木町)
- 奈良県警察本部運転免許センター(葛本町)
- 奈良県警察本部ヤング・いじめ110番(久米町)
- 奈良県警察本部交通反則通告センター庁舎(四条町)
- 奈良県警察本部橿原分庁舎(四条町)
- 橿原分庁舎内 県警本部機動捜査隊橿原分駐隊
- 橿原分庁舎内 県警本部鑑識課機動鑑識班室
- 橿原分庁舎内 県警本部自動車警ら隊橿原分駐所
- 橿原分庁舎内 県警本部高速道路交通警察隊橿原分駐隊
- 橿原分庁舎内 県警本部交通規制課交通管制中和サブセンター
- 奈良県警察橿原警察署(四条町)
- 奈良県水道局水道建設事務所(小房町)
- 奈良県病害虫防除所(四条町)
- 奈良県国民健康保険団体連合会(大久保町)
- 奈良県高齢者総合相談センター(大久保町)
農業技術センター(四条町)農業総合センター、農業研究開発センターと改編を経て、桜井市池之内に移転。跡地は奈良県立医科大学が移転予定
議会
市議会
衆議院
公益法人
経済
本社を置く主な企業
産業
工業
商業施設
金融機関
証券会社
農業協同組合
- 奈良県農業協同組合(JAならけん)
- 橿原・御所・高市地区統括部、金橋支店、橿原農営経済センター、金橋ローン営業センター(雲梯町)
- 新沢支店(一町)
- 真菅支店(曽我町)
- 真菅駅前支店(中曽司町)
- 耳成支店(葛本町)
- 畝傍支店(久米町)
各支店にはJAバンクATMが設置されているほか、近鉄百貨店橿原店、イオンモール橿原アルル、オークワ橿原畝傍店にもそれぞれJAバンクATMが設置されている。
日本郵政グループ
(※2014年6月現在)
- 橿原郵便局(八木町) - 集配局。
- 橿原新口(にのくち)郵便局(葛本町=くずもとちょう)
- 小槻(おうづく)郵便局(土橋町=つちはしちょう)
- 橿原曽我(そが)郵便局(曽我町)
- 橿原新賀(しんが)郵便局(新賀町)
- 耳成(みみなし)郵便局(石原田町)
- 香具山郵便局(出垣内町)
- 今井郵便局(今井町)
- 橿原四条郵便局(四条町)
- 金橋郵便局(東坊城町)
- 橿原城殿(きどの)郵便局(城殿町)
- 畝傍郵便局(久米町)
- 橿原菖蒲(しょうぶ)郵便局(菖蒲町)
- 橿原白橿(しらかし)郵便局(白橿町)
- 橿原新沢(にいざわ)郵便局(一町)
- 橿原十市(とおいち)簡易郵便局(十市町)
- 橿原中町簡易郵便局(中町)
- 上品寺(じょうぼんじ)簡易郵便局(上品寺町)
- 曲川簡易郵便局(曲川町)
- 橿原忌部(いんべ)簡易郵便局(忌部町)
- 慈明寺(じみょうじ)簡易郵便局(慈明寺町)
- 栄和簡易郵便局(栄和町)
- 橿原西池尻簡易郵便局(西池尻町)
- 見瀬簡易郵便局(見瀬町)
- 大阪支店 近鉄百貨店橿原店内出張所(八木町)(ATMのみ/ホリデーサービスも実施)
- 大阪支店 イオンモール橿原内出張所(曲川町)(ATMのみ/ホリデーサービスも実施)
- 大阪支店 デイリーカナート橿原神宮前店内出張所(栄和町)(ATMのみ/ホリデーサービスも実施)
その他簡易郵便局を除く各郵便局にATMが設置されており、橿原・橿原白橿の各郵便局ではホリデーサービスを実施。
※橿原市全域の郵便番号は「634-00xx」「634-08xx」(いずれも橿原郵便局の集配担当)となっている。
報道機関
地域
人口
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橿原市と全国の年齢別人口分布(2005年)
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橿原市の年齢・男女別人口分布(2005年)
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■紫色 ― 橿原市 ■緑色 ― 日本全国
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■青色 ― 男性 ■赤色 ― 女性
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橿原市(に相当する地域)の人口の推移
1970年(昭和45年)
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75,508人
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1975年(昭和50年)
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95,701人
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1980年(昭和55年)
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107,316人
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1985年(昭和60年)
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112,888人
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1990年(平成2年)
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115,554人
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1995年(平成7年)
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121,988人
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2000年(平成12年)
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125,005人
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2005年(平成17年)
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124,728人
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2010年(平成22年)
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125,605人
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2015年(平成27年)
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124,111人
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2020年(令和2年)
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120,922人
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総務省統計局 国勢調査より
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平成22年国勢調査(速報値)より前回調査からの人口増減をみると、0.68%増の125,573人であり、増減率は県内39市町村中6位。
奈良県統計
- 2010年4月1日現在 : 125,605人
- 人口増加率(2002年→2007年) : -0.8%
医療機関
特定機能病院
一般病院
- 平尾病院
- 平成記念病院
- 平成まほろば病院
- 錦織病院
- 橿原リハビリテーション病院
- 大和橿原病院
学校教育
小学校
中学校
高校
中等教育学校
大学
専修学校
- 奈良県医師会看護専門学校
- 奈良県病院協会看護専門学校
- ル・クレエ橿原美容専門学校
- 日建学院 橿原校
各種学校
社会教育
文化施設
- 橿原市観光交流センター「かしはらナビプラザ」
- 奈良県橿原文化会館
- 奈良県立橿原考古学研究所
- 奈良県立橿原公苑
- 橿原市立かしはら万葉ホール
- 万葉ホール内 市立図書館
- 万葉ホール内 市立こども科学館
- 橿原市公民館
- 婦人青少年会館
- 今井まちなみ交流センター「華甍」
- 歴史に憩う橿原市博物館(旧・千塚資料館)
- 八木札の辻交流館[10]
- おおくぼまちづくり館
- 橿原市昆虫館
- サイクリングターミナル千輪荘
- 福祉センターやわらぎの郷(1996年度オープン、2023年度末で閉館)[11]
- リサイクル館かしはら
- 奈良県医師会館
- 奈良県木材会館
- 奈良県薬業会館
- 橿原市商工経済会館
スポーツ施設
- 奈良県立橿原公苑
- 橿原市立橿原運動公園
- 市立橿原運動公園内橿原市総合プール
- 市立橿原運動公園内硬式野球場
- 市立橿原運動公園内軟式野球場
- 市立橿原運動公園内ソフトボール場
- 市立橿原運動公園内多目的グラウンド
- 市立橿原運動公園内庭球場
- 橿原市立曽我川緑地体育館
- 市立曽我川緑地体育館併設庭球場
- 市立曽我川緑地体育館併設多目的広場
- 橿原市立中央体育館
- 公園シルクの社
- 橿原市立香久山体育館
- 橿原市立万葉の丘スポーツセンター
- スポーツセンター内庭球場
- スポーツセンター内アーチェリー・弓道(遠的)場
- スポーツセンター内パターゴルフ場
職業訓練
公共職業能力開発施設
独立行政法人事務所
交通
鉄道
- 中心となる駅:畝傍駅 JTB時刻表による(市役所の最寄駅)。 ただし、乗車人員は大和八木駅の方が多い。
バス
道路
名所・旧跡・祭事・催事
名所・旧跡
橿原市・桜井市・明日香村にある史跡を「飛鳥・藤原の宮都とその関連資産群」としてユネスコの世界遺産(文化遺産)暫定リストに掲載している。橿原市にある史跡では、藤原京跡・本薬師寺・見瀬丸山古墳・大和三山などがリストに含まれている。
天皇陵
神社
寺院
古墳・遺跡
その他
レジャー
行事
著名な出身者
脚注
参考文献
関連項目
外部リンク
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