女子シックス・ネイションズ
女子シックス・ネイションズチャンピオンシップ(Women's Six Nations Championship、女子6カ国対抗)は、ヨーロッパの6か国が参加するラグビーユニオンの国際女子ラグビー大会。参加国は男子のシックス・ネイションズと同じ。冠スポンサー名をつけてGuinness Women's Six Nationsともいう[1]。男子大会の後、3月から4月にかけて開催される。 概要1996年、イングランド、スコットランド、アイルランド、ウェールズの4か国参加により「女子ホーム・ネイションズ(Women's Home Nations)」として始まった[2]。 1999年にフランスが加わり5か国となり「女子ファイブ・ネイションズ(Women's Five Nations)」になった。翌年から2シーズンにわたり、アイルランドに代わってスペインが出場した[2]。 2002年、アイルランドが復帰したことで、イングランド・アイルランド・スコットランド・ウェールズ・フランス・スペインによる「女子シックス・ネイションズ」となった[2]。 2007年から、スペインに代わって、イタリアの参加がシックス・ネイションズ委員会で決定した[2]。 2020年は新型コロナウイルス感染症の世界的流行の影響で3試合を残し、大会を終了した[3]。2021年では総当たり戦を実施せず、3チームずつの2プールに分けて開催し(各チーム2試合実施)、異なるプールの同じ順位で最終戦を争った[4][5]。 2023年大会の順位は、この年から新設されるWXVの3つのティア分けの基準となった[6]。 2024年からギネスがタイトルパートナーとなり、「ギネス・女子シックス・ネイションズ(GUINNESS Women's Six Nations)」と冠名がつく。男子大会は2019年から[7]。 賞・トロフィー優勝総当たり戦(1チームあたり5試合、大会としては15試合)により勝ち点で順位を決める。優勝チームにはThomas Lyte社のデザイン・制作によるトロフィーが授与される[8]。 グランドスラムとトリプルクラウン全勝優勝のグランドスラム、ホーム・ネイションズ(イングランド、スコットランド、アイルランド、ウェールズ)4国の中での全勝(3勝)をトリプルクラウン(Triple Crown)と呼ぶ。試合が同点の場合は引き分けとなり、勝利に含めない。 グランドスラムとトリプルクラウンにはトロフィーなどの授与・表彰は無く、その栄誉をたたえられるだけである。 ウドゥン・スプーン最下位チーム、および 最下位チーム賞を、ウドゥン・スプーン(Wooden Spoon、木のスプーン)という。イギリスの言い伝え「貧乏な家の子供は木のスプーンをくわえて生まれてくる」にちなむ[9][10]。この不名誉な称号で呼ばれるだけで、実際に木のスプーンやトロフィー類を授与されるわけではない。 結果受賞回数(全期間)2023年大会までの集計。
ホーム・ネイションズ (1996 – 1998)
ファイブ・ネイションズ (1999 – 2001)
シックス・ネイションズ (2002 – 現在)2020年は新型コロナウイルス感染症の世界的流行の影響で、3試合を残し大会が終了したため、ウドゥン・スプーンは無し[3]。2021年は小規模で開催したため、グランドスラムとトリプルクラウンは設定されなかった。 関連項目
脚注注釈出典
外部サイト
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