小林 加奈枝(こばやし かなえ、1907年3月7日[1] - 没年不詳)は、日本の女優。
経歴
石川県金沢市の生まれ[1]。出生名は小林叶江[1]。1916年、京都にある叔父の映画監督・小林弥六の家に移り住み、尾上松之助の映画に子役として出演する[1]。成長して大丸百貨店に就職[1]。1924年11月、母が家の管理人をしていた女優・酒井米子から「スターだけでは活動写真はできない。大部屋女優も大事な役割がある」と女優になるよう口説かれて日活大将軍撮影所に入社する[1]。時代劇部大部屋に入るが、当時所属していたのは彼女と大谷良子だけだった[1]。以後、50年を大部屋女優に徹する[1]。1932年、伊東直次郎(後の大映京都撮影所庶務課長、建築設計)と結婚[1]。その後、日活は大映に合併するが引き続き所属[1]。1954年、芸名を本名の小林叶江から小林加奈枝に改名[1]。1971年12月の大映倒産後は映像京都に所属[1]。
主な出演作品
映画
テレビドラマ
- 火曜日の女[1]
- 横溝正史シリーズ[1]
- 銭形平次[1]
- 木枯し紋次郎 第1部 第13話「見かえり峠の落日」(1972年)
- 座頭市物語 第7話「市に小鳥がとまった」(1974年11月14日、CX / 勝プロ)
- 水戸黄門 第6部 第17話「若君替玉作戦 ‐松山‐」(1975年7月21日、TBS / C.A.L)
- 必殺仕掛人[1]
- 怪談妖蝶の棲む館(1983年)
出典
外部リンク