少女まんが館
少女まんが館(しょうじょまんがかん)は、日本の東京都あきる野市網代[注釈 1]にある少女漫画専門の私設図書館[8][1]。略称は女ま館(じょまかん)[9]。2021年5月時点で、約6万冊強の蔵書を収める[6]。 概要事業主および館主は中野純・大井夏代夫妻である。 少女漫画の永久保存を目的とした私設図書館で[3][4]、数万冊の少女漫画関連書籍(雑誌、単行本、その他書籍)、雑誌付録、その他の関連品を所蔵する[3][4][10]。マイクロ・ライブラリーとしてはテーマ目的志向型に分類される[8]。 旧所在地も現在所在地も、都心から遠く離れた東京都西部の山間部にある[11]。現在所在地は近場に多摩川水系の秋川渓谷(cf. 秋川)がある[11]。 毎年行われる東京国際アニメフェアには少女まんが館の蔵書を貸し出している[3]。また、少女漫画愛好者の交流を図っており、少女漫画作品をテーマとしてファンが語り合う不定期イベント「小さな茶話会」を開催している[5]。加えて、館主には、来館者のためにゲストハウスなどの施設を設けて宿泊できるようにしたいとの展望がある[3]。 歴史1995年(平成7年)、文筆家の中野純が「少女まんが図書館」を構想し、パソコン通信で発信し始める[6][3]。 1997年(平成9年)、中野純・大井夏代夫婦が、東京都西多摩郡日の出町にて、私設図書館「少女まんが館」を開館する[3][4]。 2002年(平成14年)8月、施設の一般開放を始める[3]。6畳一間を閲覧室として開放する[12]。 2009年(平成21年)、少女まんが館が現所在地である東京都あきる野市網代へ移転[3][4]。 2014年(平成26年)3月26日、館主・大井夏代の自著『あこがれの、少女まんが家に会いにいく。』が刊行される[13][2][注釈 2]。 2015年(平成27年)8月19日、三重県多気町丹生に姉妹館「少女まんが館 TAKI 1735」が東京から移住した志村夫妻によって開館される[14]。少女まんが館からの寄贈分を主とした約5,500冊の蔵書がある[14]。 2018年(平成30年)、佐賀県唐津市に「唐津ゲストハウス 少女まんが館Saga」が誕生し、姉妹館として連携している。同年、NHK『美の壺』File.451「心ときめく 少女漫画」2018年9月30日放送回(BSプレミアムは同年7月27日)で少女まんが館が取り上げられる。 蔵書の変遷開館当初は中野純が所蔵していた少女漫画関連書籍 約500冊からの始まりであったが[3]、全国各地の愛蔵家などからの寄贈が続き、
利用案内姉妹館
脚注注釈出典
関連項目外部リンク
|