岡山交通(おかやまこうつう)は、岡山県岡山市に本社があり、岡山最大のタクシーグループである「両備タクシーセンター」3社の一つ。
概要
小型車は「イエローキャブ」、中型車は「ミドルクラスタクシー」の愛称でタクシーを合計324台保有し、また中型4台・大型9台、合計13台の観光バスも保有している。
保有している観光バスは、両備バスや岡電バスのから移籍の観光車(三菱ふそう・エアロバス)が、車体色は前社の塗り分けのままで、両備グループ以外から購入または中国交通などから移籍したいすゞ・ガーラや日野・セレガと自社で発注・購入した三菱ふそう・エアロエースは、導入時期により両備バスの1世代前または現行の貸切色を採用し、車体標記については「Ryobi Bus」となっている。
2007年7月9日からは、広島県の福山エリアでの営業を開始する。これは、広島県福山市に本社があるタクシー会社で2007年3月に破産手続きを行った「福山交通株式会社」(初代)の従業員70人と車両56台を引き継いで行う。正式名称は「岡山交通株式会社・福山両備タクシーカンパニー(車両表記は『福山両備タクシー』」
現在福山エリアでは「福山交通」のあんどんのタクシーが営業運転しているが、これは3月26日に破産申請した「福山交通株式会社」(初代)からタクシー車両(一部)を受けた同業の別会社「五豊観光有限会社」が、3月27日に「福山交通タクシー」に商号変更し、電話番号も譲り受けたもので、法人としての連続性はないが、旧福山交通の倒産直前の筆頭株主で、その後「福山交通株式会社」(二代目)に改組している。この他、同時期に元従業員の一部が独立して設立した企業も複数ある。
2019年10月1日には、同じ両備グループで総社市でタクシー事業を展開していた総社両備タクシーと、広島県尾道市でタクシー事業を展開していた中国交通の2社を吸収合併し、同社の総社両備カンパニー(車両表記は『総社両備タクシー』)と中国交通カンパニー(車両表記は『中国交通』)となった[2][3]。また、2020年3月1日には両備ホールディングスから両備タクシーカンパニー(両備タクシー)今保・倉敷の両営業所を事業譲渡した[4]。
2024年11月1日、福山両備タクシーカンパニーの事業をアサヒタクシー(広島県福山市)に譲渡した。
事業内容
- タクシー、バスでの旅客の輸送
- タクシー代行
- ドライバー派遣
- 不動産賃貸(交通オアシスビル)
各営業所
岡山県
- 本社・豊成営業所
- 住所:700-0942 岡山県岡山市南区豊成1丁目14番12号
- 西営業所
- 住所:700-0052 岡山県岡山市北区下伊福本町3番14号
- 西大寺営業所
- 住所:704-8116 岡山県岡山市東区西大寺中2丁目2番15号
※岡山市内については、岡山両備タクシーとの2社で共同配車を実施(別会社の両備タクシーセンターが2社から配車事業を受託)。
- 倉敷営業所
- 住所:710-0803 岡山県倉敷市中島1554番地1号
広島県
- 福山両備タクシーカンパニー(福山両備タクシー)
- 住所:721-0952 広島県福山市曙町4丁目19番3号
- タクシー56台
- 福山交通(株)の従業員と車両を引き継いで、2007年7月9日に営業を開始。2024年10月30日に閉鎖し、翌11月1日からアサヒタクシーに事業譲渡。
脚注
関連項目
外部リンク
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