岡田 侑大(おかだ ゆうた、1998年〈平成10年〉6月10日 - )は、日本の男子プロバスケットボール選手。京都府出身。ポジションはポイントガード、シューティングガード。Bリーグ・京都ハンナリーズ所属。
来歴
生い立ち
バスケットボール選手だった父と兄の影響で、小学校2年生の時にバスケを始める[2]。当初は掛け持ちしていた野球が中心の生活だったが、4年生の時に肩をけがした影響で野球を辞め、バスケ1本に絞った[2]。中学は井手町立泉ヶ丘中学校に入学したが、部員が10人前後しかいなかった[3]。
高校は東山高校に進学。2年時のインターハイ2015京都府予選で、大会44連覇中だった洛南高校を破り48年ぶりの優勝を果たし[3][4][要ページ番号]、地元開催のインターハイ2015ではベスト4に入った[3]。3年時は主将を務め、チームはインターハイ2016とウインターカップ2016で準優勝となり、自身はウインターカップの得点王と大会ベスト5、月刊バスケットボール誌の「月バスAWARD BEST5」に選出された[5][要ページ番号]。
大学時代
2017年、拓殖大学に進学し、関東大学リーグ1部の拓殖大学オレンジクラッシャーズに加入。1年時から試合に出場すると、関東大学新人戦でチームは4位だったが、優秀選手賞(ベスト5)を受賞した[6][要ページ番号]。また、関東大学リーグ戦では31年ぶりの優勝に貢献し、優秀選手賞に選ばれた[7]。同年のインカレ2017では、準決勝で3連覇中だった筑波大学に3点差で敗れたが、40分フル出場し21得点を記録。2018年、2年時の新人戦では準決勝で東海大学、決勝で日本体育大学を破り、26年ぶりの優勝を果たすとともに2年連続で優秀選手賞を受賞した[8]。また、リーグ戦では白鷗大学戦で58得点を記録した[9]。
大学を中退しプロの道へ
2018年11月、拓殖大学を中退し、Bリーグのシーホース三河に特別指定選手として入団[10]。同月16日の名古屋ダイヤモンドドルフィンズ戦でデビューし、初得点を決めた[11]。2018-19シーズンのリーグ新人王に選出[12]。
2020年6月3日、富山グラウジーズへの移籍を発表[13][14]。「オフェンシブな速い展開の富山に魅力を感じたため」と移籍の理由を語っている[15]。2021年4月10日のサンロッカーズ渋谷戦で見せたダブルクラッチは、第32節の『BEST of TOUGH SHOT Weekly TOP5』の1位に選出された[16]。2020-21シーズン、富山はB1東地区で4位となり、2シーズンぶりにチャンピオンシップに進出した[17]。
2021年6月8日、信州ブレイブウォリアーズへの移籍を発表[18][19]。同時期に入団した熊谷航、前田怜緒と合わせて『信州の若手三銃士』と呼ばれた。
同年11月、FIBAバスケットボールワールドカップ2023アジア地区予選の日本代表候補に選出された[20]。
2023年5月13日、京都ハンナリーズへの移籍を発表[21][22]。
人物
- 小さい頃に憧れた職業は警察官だった。また、バスケットボール以外で好きなスポーツとしてバレーボールを挙げている[23]。視力は右1.0、左0.8で、手の大きさは縦(中指から手首)が20cm、横(親指の先から小指の先)が16.5cm[24]。
- 高校の時、自身のプレーについてステフィン・カリーやカイリー・アービングなどを参考にしていると語っている。また、高校時代のプレーは「豊かな想像力と巧みなテクニックで得点を量産するスラッシャー」と評されていた[25]。
経歴
個人成績
Bリーグ
- レギュラーシーズン
シーズン
|
チーム
|
GP
|
GS
|
MPG
|
FG%
|
3P%
|
FT%
|
RPG
|
APG
|
SPG
|
BPG
|
TO
|
PPG
|
2018-19(B1)
|
三河
|
40 |
20 |
21:03 |
.463 |
.407 |
.707 |
1.2 |
1.6 |
0.8 |
0.1 |
1.4 |
10.3
|
2019-20(B1)
|
33 |
18 |
16:28 |
.449 |
.354 |
.795 |
1.4 |
1.3 |
0.6 |
0.1 |
1.0 |
7.2
|
2020-21(B1)
|
富山
|
57 |
22 |
22:18 |
.449 |
.438 |
.760 |
1.9 |
2.1 |
0.7 |
0.1 |
1.3 |
9.7
|
2021-22(B1)
|
信州
|
42 |
23 |
23:03 |
.457 |
.364 |
.717 |
2.0 |
2.8 |
0.8 |
0.1 |
1.7 |
13.8
|
2022-23(B1)
|
53 |
16 |
25:58 |
.405 |
.277 |
.792 |
2.2 |
3.9 |
0.8 |
0.1 |
2.4 |
13.3
|
- ポストシーズン
シーズン
|
チーム
|
GP
|
GS
|
MPG
|
FG%
|
3P%
|
FT%
|
RPG
|
APG
|
SPG
|
BPG
|
TO
|
PPG
|
2020-21(B1)
|
富山
|
3 |
3 |
27:27 |
.439 |
.316 |
.500 |
3.7 |
1.3 |
2.0 |
0.3 |
1.3 |
14.7
|
受賞歴
日本代表歴
- U22日本代表
- 2018アジア・パシフィック大学バスケットボールチャレンジ(2018年)
- 日本代表
脚注
関連項目
外部リンク
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スタッフ |
- ヘッドコーチ ロイ・ラナ
- アシスタントコーチ 間宮誠 / アキーム・ウィリアムス / 遠藤将洋
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選手 |
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