川瀬智子
川瀬 智子(かわせ ともこ、1975年2月6日 - )は、日本の歌手、ミュージシャン、作詞家。the brilliant greenのボーカル。Tommy february6(トミー・フェブラリー)およびTommy heavenly6(トミー・ヘヴンリー)名義でも活動。本名は奥田 智子(おくだ ともこ)、旧姓は川瀬。愛称はTommy(トミー)。 来歴→「the brilliant green § 来歴」も参照
京都府京都市出身。明徳商業高等学校卒業。血液型はB型。高校生の頃に京都市内のセレクトショップでアルバイトをしていた。高校卒業後は18歳ながら店長に就任。この時に養われたファッションセンスや小物使いなどが、後のソロ活動で役立っているとしている。 1995年、20歳の頃にバンドのボーカリストとしてクラブのステージで歌っていたところ、バンドを結成の為のボーカリストを探していた松井亮と奥田俊作が川瀬の声に惚れスカウトし、the brilliant greenを結成する。 1997年9月21日、the brilliant greenのボーカルとして、シングル『Bye Bye Mr. Mug』でメジャーデビュー。2001年1月までに11作のシングルと3作のアルバムを発売する。 2001年7月25日、ソロプロジェクトTommy february6を立ち上げて、シングル『EVERYDAY AT THE BUS STOP』でデビュー。2002年2月6日にアルバム『Tommy february6』をリリースし、オリコンアルバムチャート初登場1位で2週連続1位を獲得する。 2002年4月からthe brilliant greenの活動を再開。12月までにシングル3枚とアルバム1枚をリリース。また、同年に放送された『ピロッポ』(フジテレビ)では、テーマ曲「トミーフェブラッテ、マカロン」の提供のほか、声優としても出演。 2003年より、Tommy february⁶としての活動を再開するとともに、Tommy february6のダークサイドキャラクターとしてTommy heavenly6としての活動も開始。同年7月7日より、ニッポン放送の『オールナイトニッポン』にて川瀬作曲のジングルが使用される[注 1]。同年11月22日、the brilliant greenのベーシスト、奥田俊作と結婚。2004年は主にTommy february6として活動し、2ndアルバム『Tommy airline』を発売。 2005年夏に、Tommy heavenly6としての3rdシングル『Ready?』、1stアルバム『Tommy heavenly6』を発売。 2007年4月3日、大塚愛からの紹介により『笑っていいとも!』の「テレフォンショッキング」にゲスト出演。同年5月31日、the brilliant greenがバンド結成10周年を迎え活動を再開することを発表し、2008年2月までにシングル3枚とベスト・アルバム1枚を発売。 2009年5月31日をもって所属事務所の研音との契約を終了し活動休止。2010年1月5日、レコード会社をワーナーミュージック・ジャパン、所属事務所をナインティワンへ移籍することを発表。同時に、2年半ぶりにthe brilliant greenの活動を再開させ、9月15日にアルバム『BLACKOUT』を発売。 2012年6月、Tommy名義で読者モデルAMOとAYAMOによるユニット「AMOYAMO」をプロデュースすることを発表。プレデビューアルバム『A☆M☆O☆Y★A★M★O』をプロデュース。同年10月発売のAMOYAMOのメジャーデビューシングル『LET'S GO OUT』の作詞・プロデュースも行った。 2013年2月6日、the brilliant green Tomoko Kawase デビュー15周年企画が始動し、第1弾としてTommy february6として8年ぶりのシングル『BE MY VALENTINE』、第2弾としてTommy february6のアルバム『TOMMY CANDY SHOP ♡ SUGAR ♡ ME』、第3弾としてTommy heavenly6のアルバム『TOMMY ♡ ICE CREAM HEAVEN ♡ FOREVER』を発売。 略歴Tommy february6
Tommy heavenly6
人物自身のことを「ティーンエイジコンプレックス」と語り、この性格がモチーフとなって「Tommy february6」と「Tommy heavenly6」のキャラクター設定に生かされている。ミュージックビデオを制作する際は、その楽曲に合う衣装をスタイリストの手を借りず、自ら購入し使用している。 自宅に居るのが好きで、あまり外出を好まない。このことが高じ、新たな住居を建設する際に地下にスタジオを建設。the brilliant green、ソロワークの多くの楽曲の収録は自宅スタジオで行われている[5]。 ソロプロジェクトTommy february61980年代のサウンドを彷彿させるユーロビートでメロディアスな曲を展開している。音作りにはシンセサイザーとプログラミングなど、電子楽器を多用しているが、透明感のあるデジタル音ではなく、アナログシンセサイザーのヴィンテージサウンドをモチーフにしたバッキング音になっている。また3rdアルバム『TOMMY CANDY SHOP ♡ SUGAR ♡ ME』からはエレクトロニック・ダンス・ミュージックを導入。 1stシングル『EVERYDAY AT THE BUS STOP』は国内初のDVD付きシングルである。時折、小指を立ててマイクを持つことがある。Tommy february6については、「もし口パクが許されるのならすごいパフォーマンスを約束できる」と語っていた。トレードマークのメガネは、撮影時の光反射を考慮して伊達メガネを使用している。使用する眼鏡を選ぶ際、東京都内中心部のメガネショップを3軒歩き回り、イメージ通りの伊達メガネを探した。 Tommy heavenly6ダークなイメージで、シンセサイザーをほとんど使用しないバンドサウンドを展開している。活動初期はオルタナティブ・ロックやグランジなどに分類される曲をメインとして活動していたが、4thシングル『I'm Gonna SCREAM+』などの曲では、ゴシック・ファッションを着ており、曲調もゴシックメタルやハードロック寄りになっている。 『I'm Gonna SCREAM+』以降、ミュージックビデオの監督・編集を自ら行っており、監督はセキ★リュウジと共同で製作、編集は、自宅にある自身所有のApple製パソコン・Macintoshで編集作業している。PV撮影が高じ、映画撮影や作曲にも挑戦してみたいと語っている。2007年には2ndアルバムの発売に合わせ、ソロ名義での初ライヴツアー『Tommy heavenly6 Heavy Starry tour'07』を行った。 キャラクター設定
「Tommy february6」と「Tommy heavenly6」の2つの人格を川瀬智子自身がプロデュースをする設定であり、2人は自分達が同じ「川瀬智子」という同一人物とは気付いていないとしている[6]。
ブライトサイドの人格として、川瀬智子自身の自己矛盾や、投げやりで適当な性格を表現した別人格としている。誕生日は川瀬本人と同じ2月6日0時過ぎ[7]。性格は完璧主義者だが、挫けやすく思い込みも激しい[8]。また作家志望、アルコール中毒者という面もある[9]。かつてはheavenly6の存在を知らないとしていたが、最近[いつから?]は存在を認識している。 february6から見てのheavenly6は自分を狂わせる悪魔と見ている一方、認めてはいない部分もあるが双子の妹[10] のような存在であり、また自由の象徴[11] でもあるという。
Tommy february6の悪しき別人格(ダーク・サイド)という設定で、ストレスや嫉妬心などの負の感情を具現化したもの。10月31日0時にfebruary6から精神分裂にて誕生したため、誕生日はハロウィンの日である[12]。february6の睡眠中や酔った時に覚醒し、好き勝手に活動している。february6と仲良くしたいが、恥ずかしくて意地悪してしまい怒らせてしまうため、対立関係にある。また、heavenly6から見てのfebruary6は、体裁を気にして自分を殺しながら生きている存在であり、適当なことを言い物事を丸く収めようとする所が気にいらなく心から嫌悪感を抱いており、殺したい存在だと述べている[13][14]。アルバム『TOMMY ♡ ICE CREAM HEAVEN ♡ FOREVER』では実際にheavenly6がfebruary6を消すために展開するストーリーが設けられている。 両キャラクターの共演作「Lollipop Candy♥BAD♥girl」のミュージックビデオでは、2番のAメロのシーンで争っているシーンがある。一方、「I♥Xmas」のミュージックビデオでは、仲良くサンタと戯れている。 名前の由来the brilliant greenのリーダー奥田が川瀬のために書いた曲のデモテープを彼女の家のポストに入れる際、「『智子さんへ』と書くのもなんだし…」と悩み、なんとなく「トミーへ」と書いたことが、「Tommy」という名義・愛称の由来。当初本人は嫌がっていたが、松井と奥田がしつこく呼び続けた結果、『トミー』で定着[注 2]。 february6については、誕生日が2月6日生まれ(2月=February、6日=6)で誕生日を名前にしたら飽きないだろうと思い使用[15]。なおサフィックス(接尾辞)の「6」は読まないが、本人は「読んでも読まなくてもどちらでも構わない」としている。 the brilliant greenのメンバーの関わりソロ名義初のライヴツアー『Tommy heavenly6 Heavy Starry tour'07』の初日の大阪公演にて、正体の不明であった作曲者「MALIBU CONVERTIBLE」がゲストで登場し、the brilliant greenのメンバーの奥田俊作であったことが判明。松井亮も、奥田と共にギタリストとしてツアーをサポートしていた。 川瀬によると、奥田俊作は「Tommy february6」「Tommy heavenly6」の楽曲のすべてを手掛けている(Tommyベストのアルバムクレジットに記載済み)。松井亮は「Tommy february6」ファーストアルバム内ではK-smith名義で2曲ほどギタープレイで参加。トミーフェブラッテ、マカロンでのコーラスワークにスタッフ達と参加している。 ディスコグラフィーTommy february6シングル
アルバム
ベストアルバム
書籍
楽曲提供
Tommy heavenly6シングル
配信限定シングル
アルバム
ベストアルバム
トリビュート・アルバム
楽曲提供
ライブツアーTommy february6 & Tommy heavenly6ソロ活動10周年を機にTommy february6 & Tommy heavenly6の同時クレジットでアルバムをリリース。現在はミニアルバムを2作リリースしている。
タイアップ一覧出演テレビアニメラジオ
脚注注釈出典
関連項目
外部リンク
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