『川谷絵音の約30分我慢してくれませんか』(かわたにえのんのおよそさんじゅっぷんがまんしてくれませんか)は、2017年10月1日からJFN系列で放送されているラジオ番組である。番組制作は、ジャパンエフエムネットワーク(JFNC)。
概要
- 川谷にとってラジオのレギュラー番組は『SCHOOL OF LOCK!』(TOKYO FM)内のコーナー『ゲスの極みLOCKS!』以来である。
- 開始当初は川谷一人でトークを行っていたが、二回目の放送からは放送作家である小泉との二人でトークを行っている[注 1]。
- 番組終了後にはJFNの公式アプリ『AuDee』にて「反省会」が配信されている。
- 公式サイト内には『ゲスの極み乙女。indigo la Endのフロントマン。ギタリスト・キーボーディスト・作詞・作曲家でもあり現代の音楽マスターである川谷絵音が本音で語るおよそ30分!』と紹介されている。
- 番組の略称及びTwitterでのタグは「#30我慢」と決められており、川谷曰く「使わない人は認めない」。また初めはリスナーからの名前が長いというメールから「えのがま」と付けたが、誰も使っていないという指摘から「30我慢」と再度略称を決定した。
- 2023年7月23日放送分のオープニングトークにて、放送作家である小泉が入籍した事を発表した。
番組の構成
- 冒頭に川谷が一言呟き、テーマ曲が流れ、イントロ終わりで冒頭に呟いた一言を軸にしたオープニングトークを行う。
- オープニングトーク後にフィラーを挟み、曲を放送。放送される曲は川谷自身が関わっているバンド(ゲスの極み乙女、indigo la End、DADARAY、ジェニーハイ、ichikoro、美的計画)の曲から選曲されることが多い。また、発売前の新曲を流すこともある。
- 曲が終わるとコーナーに移る。コーナーは幾つかあるものから一つが選ばれる。
- エンディングは再びテーマ曲が流れ、エンディングトーク、お知らせを行った後、川谷の「そろそろお約束の30分なので失礼します。以上、川谷絵音でした」(25分の放送局では曲の途中で「約30分が経ちましたので今週はこの辺で、また来週も聞いてください」と降りコメント)という一言で締めくくられる。
コーナー
毎週、一つのみ行われる。川谷の発案でコーナーが発足されることもある。
継続中のコーナー
- リスナーが作った楽曲音源を流して、川谷が評価する。初期では投稿数が少なかったためスタッフが作成した音声を流していたが、コーナーを重ねる毎にインディーズ・バンドやソロミュージシャン等の投稿や、リスナーからの他薦などが増え始めている。後にこのコーナーで紹介したバンドを集めたライブイベント『30我慢 presents 確認済みフェス』が2021年10月に下北沢ERAにて実施された。
- リスナーからの恋愛の相談に川谷が答える。
- 川谷が推薦する、またはリスナーから募集したテーマに沿った音楽を紹介するコーナー。
- ゲストに呼んだ芸人とトークをする。主にゲストはワタナベエンターテインメント所属のお笑い芸人からブッキングされている。このコーナーに出演した縁から、後にお笑いコンビ、新作のハーモニカの二人がゲスの極み乙女。のライブにゲスト出演した[1][2]。
- 事前募集したリスナーのメールに明記された電話番号に、川谷が『逆電』をするコーナー。
- 通称「ふつおた」。普通のお便りを読むコーナー。
- 「indigo la Endが好きな人は、ろくな恋愛をしていない」という川谷の発言から発足したコーナー。インディゴファン限定で大失恋話を募集する。
- 長寿バラエティ番組『タモリ倶楽部』(テレビ朝日)の人気コーナーである『空耳アワー』をオマージュしたコーナー。邦楽・洋楽問わずにリスナーが見つけた「日本語以外で歌われているが、あたかも日本語のように聞こえる歌詞(空耳)」を募集する。
単発コーナー
- 川谷の旧知の友人などを招き、トークをするコーナー。番組初期から存在してはいたが、実際に行われたのはみおにゃんまるをゲストに迎えた2018年05月20日放送分が初となった。
- パーキングエリアに置いて行かれた際のエピソードを募集する。番組開始一か月後に発足するも一通も送られてこなかった事からお蔵入りと化していたが、番組開始から6年後となる2022年10月10日放送分に初めてコーナーが行われた。
- リスナー、又は周りから聞いた、「このバンドマン、クズだな!」というエピソードを紹介する。
募集中のコーナー
- リスナー、又は周りから聞いた、「ハードボイルド」なエピソードを川谷が、ハードボイルドかどうかを判断する。
- 美容室で隣に座った人が、どんな会話をしていたのかを募集する。
- 「おなら」が原因で○○なことになった!など、リスナーの周りで起こった「おならエピソード」を募集する。
- 周りで失踪した人がいたら、分かるだけの情報、失踪した年、どんな風に失踪してしまったのか、その人へのメッセージも合わせて送る。
ゲスト及びその他の出演者
テーマソング
オープニング、エンディング共に、川谷によるオリジナル楽曲が使用されている。元々は川谷が所属するインストバンドichikoroの楽曲として作られたものであり、川谷が作曲を担当したドラマ『ぼくは麻理のなか』の劇伴のデッドストック。タイトルは仮のものとして『メインテーマ』『30我慢』などが付けられている。
ネット局
2022年1月現在。放送時間の早い順から記載。
全局『radiko』(プレミアム含む)で聴取可能。
現在
過去
放送対象地域 |
放送局名 |
放送時間 |
放送期間
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高知県 |
エフエム高知(Hi-Six) |
毎週木曜 25:00 - 25:30 |
2017年10月5日 - 2018年9月27日
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秋田県 |
エフエム秋田(AFM) |
毎週日曜 22:00 - 22:30 |
2017年10月6日 - 2020年3月29日
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愛知県 |
エフエム愛知 (FM AICHI) |
毎週水曜 27:30 - 28:00 |
不明 - 2024年2月28日
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脚注
注釈
- ^ 小泉が休演する際には、川谷一人でトークを行っている。
- ^ 2023年4月19日に開催された番組イベント『30我慢 presents MCバトル and ENO-TUBE LIVE』の模様を放送。
- ^ 2023年4月19日に開催された番組イベント『30我慢 presents MCバトル and ENO-TUBE LIVE』の模様を放送。
- ^ 2023年4月19日に開催された番組イベント『30我慢 presents MCバトル and ENO-TUBE LIVE』内で行われた番組コーナー「辛口恋愛相談」の模様を放送。
- ^ 放送開始 - 2020年9月は毎週日曜 22:00 - 22:30に放送していた。
- ^ 放送開始 - 2020年3月は毎週日曜 21:00 - 21:30に放送していた。
- ^ 放送開始 - 2018年3月は毎週日曜 28:00 - 28:30、2018年4月 - 2020年6月は毎週月曜 20:00 - 20:30に放送していた。
- ^ 放送開始 - 2020年は毎週日曜 22:00 - 22:30。
- ^ 東京都の特別区の存する区域を中心として同一の放送番組の放送を同時に受信できることが相当と認められる区域として総務大臣が別に定める区域[3]。
- ^ 2020年11月に放送開始。
- ^ 放送開始 - 2018年4月は毎週土曜 18:30 - 19:00、2020年7月からは放送再開。
出典
外部リンク