弁当屋さんのおもてなし
『弁当屋さんのおもてなし』(べんとうやさんのおもてなし)は、喜多みどりによる日本の小説。イラストはイナコが担当。2017年5月、小鹿千春と大上祐輔を主人公とするシリーズ第1巻の『弁当屋さんのおもてなし ほかほかごはんと北海鮭かま』が角川文庫(KADOKAWA)より発行された。第7巻からは『弁当屋さんのおもてなし しあわせ宅配篇』と主役を変えて刊行。第1巻はこれまで16版にわたり発行され、シリーズ累計30万部(文庫・コミックスの紙・電子含む)[1]。 十峯なるせによる漫画版が『COMIC BRIDGE』(KADOKAWA)にて2020年6月19日より連載中[2]。また、2023年2月に北海道テレビによって実写ドラマ化されている[3]。2024年1月13日からシーズン2が放送[4]。 北海道・札幌の豊水すすきの駅近くの路地裏に佇む弁当屋を舞台に繰り広げられる、グルメと人をめぐる暖かい出来事を描いたハートウォーミングな作品である。 あらすじ
登場人物
既刊一覧小説
漫画
テレビドラマ
2022年4月21日、北海道テレビ開局55周年特別企画として実写ドラマ化が発表された[19]。2022年11月29日、主演久保田紗友をはじめ、飯島寛騎、戸次重幸(TEAM NACS)、札幌出身のメインキャスト三人が発表され[20]、同年12月20日にドラマ全編の撮影が終え、公式Twitterとホームページにてクランクアップが発表[21]。北海道テレビの連続ドラマ制作は、2019年3月放送の開局50周年ドラマ『チャンネルはそのまま!』以来となる。 製作本ドラマの制作企画自体が2021年夏ごろに立ち上がっており、その後2022年1月から11月撮影開始までのほぼ一年間にわたってキャスティングが行われていた。ロケはほぼほぼ札幌市内で実施。「くま弁」店内と千春の部屋はHTB本社第2スタジオにセットを組んだ。同局にとっては初となる本格的スタジオドラマであり、大道具制作にあたっては長年北海道放送(HBC)制作のドラマに携わってきた北海道美術センターが担当している[22][23]。 予算規模が『チャンネルはそのまま!』の半分以下だったことから、経費削減のため、ドラマ製作のスタッフはほとんど北海道テレビ社内の人材で占められ、そのほとんどがドラマ製作が初体験であった[24]。いわば寄せ集めの集団ともいえるが、カメラマンなどの技術スタッフが情報番組も担当しており、番組で食べ物を扱う経験があったために、料理を美味しそうに撮影する技術に長けているといった、寄せ集めならではの利点もあった[24]。 プロデューサーは「北海道で製作されたドラマ」という点に強く拘り、出演者のみならず、多くの人材が北海道出身者で固められた[24]。そうした技術者は東京に集まっていることが多いが、時期柄もあって、北海道へUターンしている者、東京へいてもリモートで参加している者がおり、協力を得ることに成功した[24]。主題歌のFurui Riho、作中音楽を担当する柴田聡子も共に北海道出身であり[25]、料理監修も、札幌の老舗フランス料理店コートドールの元料理長であり、若手料理人コンテスト「CHEF-1グランプリ」の初代王者でもある旭川市出身の下國伸が担当している[25][26]。 本ドラマは全4話であり、2023年2月25日から3月18日まで北海道テレビにて連続4週放送された。3月19日よりNetflixでの配信が開始。3月27日以降、テレビ朝日系列や他系列のローカル局での放送も順次決められている[27][28]。 2023年3月18日、最終話放送後にシーズン2の制作が発表された[29]。北海道テレビでのドラマの続編制作は本作が初であり、主要キャストは久保田、飯島、戸次が続投された[30]。 2023年6月、北海道内の個人や団体の制作のよる映像作品を対象とした「北海道映像コンテスト2023」(北海道映像関連事業社協会主催)で、第2話の『父娘をつなぐ甘納豆お赤飯』が、番組部門の優秀賞を受賞した[31]。2023年10月24日、東京ドラマアウォード2023「ローカル・ドラマ賞」を受賞した[32]。 登場人物
ゲストシーズン1第1話第2話
第3話
第4話
シーズン2第1話
第2話第3話第4話
スタッフ
放送日程・配信日程シーズン1
シーズン2
放送局シーズン1
シーズン2
配信元シーズン1
シーズン2
脚注
外部リンク
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