「思い過ごしも恋のうち」(おもいすごしもこいのうち)は、サザンオールスターズの楽曲。自身の4作目のシングルとして、Invitationから7インチレコードで1979年7月25日に発売された。
1988年6月25日と1998年2月11日に8cmCDとして、2005年6月25日には12cmCDで再発売されている。2014年12月17日からはダウンロード配信、2019年12月20日からはストリーミング配信が開始されている[2][3]。
背景
1979年4月5日に発売された2枚目のオリジナル・アルバム『10ナンバーズ・からっと』に収録されている2曲をリカットして発売したシングル[1]:106-107,142。
デビュー当時のサザンのイメージは「陽気さ」として活動しており、本作が発売される前、デビューシングルとなった「勝手にシンドバッド」、2枚目シングル「気分しだいで責めないで」や1枚目アルバム『熱い胸さわぎ』の3作品はパワフル・コミカル・エッチなサウンドとなっていたが、桑田佳祐はそのイメージに納得していなかった。2枚目アルバム『10ナンバーズ・からっと』の先行シングルは「いとしのエリー」か本作に議論になり、制作の際に桑田は「いとしのエリー」の歌詞の一部をスタッフに聴かせ、高垣健を含むビクター側は「方向性が定着してきた時期に、バラードは時期尚早だ」と大反対したが、アミューズの当時社長であった大里洋吉が「売ろうではなく、冒険してみよう」という意見を提案したことで「いとしのエリー」が3枚目シングルとなった[4]。また、当時レコーディングエンジニアを担当していた猪俣彰三が「思い過ごしも恋のうち」よりも「いとしのエリー」の方がいいサウンドで録れたからという経緯も存在している[5]。
収録曲
- 思い過ごしも恋のうち (4:40)
- (作詞・作曲:桑田佳祐 編曲:サザンオールスターズ 弦管編曲:新田一郎)
- 映画『彼女が水着にきがえたら』挿入歌[注釈 1]。
- 「10ナンバーズ・からっと」からのシングルカットであるものの、コーラスなど一部のアレンジが変更されている。シングルバージョンはアルバム未収録となっている。
- 調はイ長調[6]。
- ブルースへようこそ (3:58)
- (作詞・作曲・編曲:サザンオールスターズ)
- シングル盤でもアルバム同様に歌詞が記載されていない。正確な歌詞は1984年の桑田の著書『ただの歌詩じゃねえか、こんなもん』に掲載された[7]。
参加ミュージシャン
- 桑田佳祐:Vocal, Guitar(#1,2)
- 大森隆志:Guitar, Chorus(#1,2)
- 原由子:Keyboards, Chorus(#1,2)
- 関口和之:Bass, Chorus(#1,2)
- 松田弘:Drums, Chorus(#1,2)
- 野沢秀行:Percussion, Chorus(#1,2)
収録アルバム
ミュージック・ビデオ収録作品
曲名
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作品名
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思い過ごしも恋のうち
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未収録
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ブルースへようこそ
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ライブ映像作品
関連項目
脚注
注釈
出典
外部リンク
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桑田佳祐 (ボーカル・ギター) | 原由子 (キーボード・ボーカル) | 関口和之 (ベース) | 松田弘 (ドラム) | 野沢秀行 (パーカッション) 元メンバー : 大森隆志 (リードギター) |
シングル |
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オリジナル |
1970年代 |
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1980年代 |
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1990年代 |
90年 | |
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91年 | |
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92年 | |
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93年 | |
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95年 | |
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96年 | |
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97年 | |
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98年 | |
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99年 | |
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2000年代 |
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2010年代 |
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配信 |
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アルバム |
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楽曲 | |
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企画作品 | |
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ライブ | |
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出演 | |
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関連項目 | |
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カテゴリ |