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この項目では、2019年のホラー映画について説明しています。1967年のピンク映画については「荒野のダッチワイフ」をご覧ください。 |
『恐怖人形』(きょうふにんぎょう)は、2019年の日本のサイコサスペンス映画。アイドルグループ・日向坂46の小坂菜緒の映画初出演・初主演作[1]。共演に萩原利久。監督は宮岡太郎。
概要
突如現れた日本人形が巨大化し、次々と人を襲い、激しい殺戮で血祭りにあげていくオカルト・サイコサスペンスムービー[2][3]。『13日の金曜日』や『悪魔のいけにえ』のような1980年代のアメリカンホラーのテイストに、ジャパニーズホラーを融合した作品となっている[3][4]。
日向坂46の小坂菜緒が映画初出演で主演を務め、実年齢よりも年上である女子大生役を演じる[2]。ほか、劇団4ドル50セントの福島雪菜も本作が映画初出演である[5]。また、準主役である萩原利久が本格的なホラー作品に出演するのは本作が初[6]。
主題歌にはThinking Dogsの8thシングル「SPIRAL」を起用[7]。その縁から、「SPIRAL」のMVにも本作主演の小坂菜緒が出演している[8]。
ストーリー
女子大生の平井由梨(小坂菜緒)は幼馴染の中川真人(萩原利久)と趣味のカメラで日常風景を撮影する楽しい日々を送っていた。
ある日、差出人不明のパーティーの案内状が2人のもとに届き、参加者には10万円贈呈と書かれていた。怪しむ由梨だったが、奨学金返済の足しになると真人は参加を決め、由梨も真人が心配だからと参加することとなる。
集合場所に到着すると同世代の男女5人と中年の男性(萩原聖人)がいた。パーティー会場となるキャンプ場へと向かった8人はそこで約束通り10万円を渡される。
パーティーが始まる24時まで全員でくつろいでいると、不意に彼らは自分たちが10年前、そのキャンプ場でサマーキャンプで集まっていた8人だったことを思い出す。その思い出に浸っていたのもつかの間、突如として謎の日本人形が現れる。その人形の体が大きくなったとき、決して引き返すことの出来ないパーティーが始まる[6][9]。
キャスト
- 平井由梨
- 演 - 小坂菜緒(日向坂46)
- カメラが趣味の女子。ある日自宅にパーティーの招待状が届く。
- 中川真人
- 演 - 萩原利久
- 奨学金の返済に悩んでいる男子。由梨とは恋人未満友達以上。パーティー招待者。
- 涼太
- 演 - 黒羽麻璃央
- 長髪で軽薄な性格の招待者。由梨に告白する。喫煙者。剣道初段。
- 美咲
- 演 - 水上京香
- クールな印象の招待者。過去にある人物と親しかった。喫煙者。
- 徹
- 演 - 近藤雄介
- トイレが近い招待者。喫煙者。
- まどか
- 演 - 石川瑠華
- 控え目で地味な印象の招待者。海外留学費のため参加した。
- 玲奈
- 演 - 福島雪菜(劇団4ドル50セント)
- 茶髪で派手な外見の招待者。SNS中毒。
- 麻生美智子
- 演 - 黒沢あすか
- キャンプ場の管理人。パーティー会場の招待者。
- 和田教授
- 演 - 粟根まこと
- 怪しい風貌の老男性。呪いの研究者。
- 北沢
- 演 - 萩原聖人
- 招待者では唯一の中年男性。アルコール依存症。
スタッフ
※出典[3][6][10][11]
- 美術:小滝美有
- 衣裳:川本誠子
- ヘアメイク:板垣美和
- 特殊造型:梅沢壮一
- アクションクリエーター:KASHIRA.D
- 助監督:中村剛
- 製作担当:山口達也
- 製作:映画「恐怖人形」製作委員会
- 制作:MMJ
- 配給宣伝:キグー
脚注
関連項目
外部リンク