打出駅
打出駅(うちでえき)は、兵庫県芦屋市打出小槌町にある、阪神電気鉄道本線の駅[1]。駅番号はHS 19。 歴史
駅構造相対式ホーム2面2線のホームを有する地上駅である[1]。分岐器や絶対信号機を持たないため、停留所に分類される。改札口は、各ホームの梅田寄りに1か所ずつ設けられている[1]。 改札内には両ホームを連絡する地下道が設置されており[1]、各ホームには改札階・ホーム階と地下道を結ぶエレベーターが設置されている。改札内における各ホーム間や、神戸方面ホームに設置されているあるトイレへの移動が、バリアフリーで移動できる配置となっている。 なお、この地下道はバリアフリー化工事が施工されるまでは改札口としても使用されていた[1]。工事終了後は改札の内側・外側にそれぞれ独立した地下道となっている[1]。 のりば
実際には構内に上記ののりば番号表記はないが、公式サイトの構内図では上りホームが1番のりば、下りホームが2番のりばとされている。ホーム有効長は19m級の阪神車両6両編成分で、バリアフリー化と共にホーム有効長は延伸され、2006年10月28日 - 2009年3月19日まで上り準急が、同年3月20日以降は区間特急が停車するようになった。21m級の近畿日本鉄道車両6両編成は停車不可。
利用状況「ハンドブック阪神2024」によると、2023年11月の1日平均の乗降人員は15,126人である。 本線33駅中16位(15位=千船駅、17位=春日野道駅、西隣:芦屋駅=10位、東隣:香櫨園駅=20位)である。 2000年代に入ってから乗降客数が増加傾向にある。
駅周辺当駅の所在町名は「芦屋市打出小槌町」(うちでこづちちょう)で、「打出の小槌」伝説ゆかりの地とされる[1]。 1982年5月に芦屋市から当地域に住居表示実施の方針が発表された際[25]には、周囲の旧・打出村の(=現在の芦屋市の元になる『精道村』が成立して以降の『大字打出』に相当する)地域内の各町と同様に、住居表示実施と同時に「打出」を地名から外して(芦屋市では、一例として、阪神打出駅及び阪神本線の線路を挟んで打出小槌町の南側に所在する旧『打出若宮町(うちでわかみやちょう)』が、1968年5月の住居表示実施と同時に『若宮町(わかみやちょう)』と町名変更[26]した前例があるので、今回もそれに倣って)、翌1983年2月1日を以て[27]当地の町名を『小槌町(こづちちょう)』に変更する方向で事業を進行しようと試み、同年10月発行の市の広報紙にも、町名を巡る意見が多い(これがその後、後述の『住民運動』に発展する)件を含めて再度その旨を周辺各町の事例と共に掲載した[28]が、当地区の住民から「『打出の小槌伝説』(前述)に基づく由緒ある地名を守らねばならぬ」との激しい住民運動の展開が長期間(約5年9ヶ月)にわたってなされた[29]結果、1988年2月1日に『打出小槌町』の地名を維持したままで住居表示が実施された[30]。 駅の南側には商店街があり、コンビニや飲食店などが立ち並ぶ。
以下に挙げる項目は、駅から500m以上離れている。
バス路線阪急バス 阪神打出停留所 - 駅から少し離れた道路上にある。
その他
隣の駅
脚注注釈
出典
関連項目外部リンク
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