日本タレント名鑑
日本タレント名鑑(にほんタレントめいかん)は、芸能人のプロフィールを記載する事典で、株式会社VIPタイムズ社が年毎に刊行する。「タレメ」と通称される[1]。 概要『日本タレント名鑑』は1968年に井草繁太朗が設立した株式会社レジャー通信社によって1970年に創刊された[2]。当初は『日本タレント年鑑(英語: YEAR BOOK OF TALENTS IN JAPAN)』という名称であったが1973年から『日本タレント名鑑(英語: TALENT WHO'S WHO IN JAPAN)』に変更した[2]。 井草繁太朗がテレビ局で勤務し、芸能人の顔写真・名前・所属事務所・プロフィールを一覧する名鑑の必要性をおぼえ、それが創刊のきっかけとなった[2]。本名鑑では、テレビなどのメディアに露出する芸能人のプロフィールや顔写真、芸能事務所に関する情報を収録している[3]。「芸能界のバイブル」[4]あるいは「キャスティング・バイブル」とも称され、制作現場や芸能界関係者の間などで用いられている[3]他、各ポータルサイト(Yahoo! JAPAN、goo、Infoseek、MSN Japan、BIGLOBEなど)の芸能人項目データベースに内容を提供している[2][5][6]。2003年度版の時点では約10,800人のタレントが掲載され、毎年内容が更新されるたびに新たに数百名が追加されている[4]。 2006年よりインターネット上でタレント情報の有償参照が可能な「タレメcasting」のサービス提供を開始した[2]。書籍の『日本タレント名鑑』が紙面都合上10,000件前後の掲載数であるのに対し、「タレメcasting」では25,000件以上のタレントプロフィールが確認可能としている[7]。 文化庁は著作物利用時おける権利者への連絡を取る際の手段として芸能分野において参照すべき名簿・名鑑例として本書を提示している[8]。 掲載項目以下の掲載項目のうち、所属事務所などが情報提供を許可している項目について、タレントプロフィールとして掲載しているが、『日本タレント名鑑』では紙面都合によりすべての情報が掲載できないため、詳細情報として「タレメcasting」上で追加の内容が掲載されている[1][7]。
既刊一覧
定価は発売日時点の税込価格。2004年版以降、本体価格は9000円で固定。 書籍情報 日本タレント名鑑Kids&Junior『日本タレント名鑑』のキッズ&ジュニア版。15歳以下の芸能人を年齢順に配列。わずか2版で休刊。
定価は発売日時点の税込価格。 株式会社VIPタイムズ社
株式会社VIPタイムズしゃ(ビップタイムズしゃ[9])は、『日本タレント名鑑』を発行する東京都渋谷区代々木の出版社。
脚注
関連項目外部リンク
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