日本福音ルーテル岡崎教会
日本福音ルーテル岡崎教会(にほんふくいんルーテルおかざききょうかい)は、愛知県岡崎市伝馬通4丁目54にある日本福音ルーテル教会の教会。 1953年(昭和28年)にヴォーリズ建築事務所の設計で教会堂が建てられた。2013年(平成25年)には教会堂が登録有形文化財に登録され、2018年(平成30年)には岡崎市景観重要建造物に指定された。毎週日曜に礼拝式を行っている[1]。 歴史教会堂の献堂1952年(昭和27年)、日本福音ルーテル教会が岡崎市における伝道を開始し、同時期に教会堂の建設も計画されると、1953年(昭和28年)10月4日に教会堂が献堂された[2]。岡崎教会の初代牧師はジョン・M・ホーマステッド[2]。 設計はヴォーリズ建築事務所であり、実際の設計者はヴォーリズ建築事務所の滝川健次である[2]。施工は岡崎市の小原建設株式会社[2]。同年には名古屋市東区の日本福音ルーテル復活教会もヴォーリズ建築事務所の設計で献堂されている[3]。 近年の動向2013年(平成25年)12月24日、岡崎教会の教会堂が登録有形文化財に登録された[4][5]。なお、前年の2012年(平成25年)8月13日には名古屋市の復活教会も登録されている[3]。その他に登録されている日本ルーテル教会の教会堂としては、小城教会(1998年登録)[6]、市川教会(2008年登録)[7]、久留米教会(2019年登録)[8]、熊本教会(2019年登録)[9]がある。 2014年(平成26年)以降には愛知登文会によって登録有形文化財の特別公開イベント「あいたて博」が開催されており、岡崎教会も特別公開に参加している。2021年(令和3年)に愛知登文会が発行した『あいちのたてもの いのりのば編』には岡崎教会も掲載された[10]。 2018年(平成30年)9月1日には岡崎市景観重要建造物に指定された[11]。2022年(令和4年)11月9日には宣教70周年を迎えたことで、10月23日には宣教70周年記念聖餐礼拝を行った[12]。 建築
岡崎市役所から北西に徒歩約3分の場所にある[1]。木造平屋建、切妻造妻入、桟瓦葺。伝馬通りの1本北の通に北面する[5]。正面玄関には庇が設けられ、十字架を戴く尖塔が立てられている[5]。 内部は身廊と両側の側廊を有する3廊式であり、身廊にはキングポストトラスが架けられている[5]。バシリカの建築様式を採用しており、電灯を用いずに高窓から自然光を取り入れている[1]。屋根は塩焼赤瓦で葺かれており、壁面は白色である[2]。
現地情報
脚注
参考文献
外部リンク
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