村岡栄一村岡 栄一(むらおか えいいち、1949年6月28日 - )は、日本の漫画家。福島県会津坂下町出身。 来歴小学校3年生の時に貸本劇画誌「街」の新人賞に応募し始め4年生の時に佳作に入る。中学に入り「奇人クラブ」という同人誌を創刊、当時の仲間に岡田史子や和田あきのぶ等がいた。16歳の時に上京し、17歳の秋に、以前からファンレターを出してコンタクトを取っていた永島慎二の元へアシスタントとして入る(当時のアシスタント仲間に向後つぐおや三橋乙揶らがいた)。約1年4ヶ月アシスタントをしたのち独立、18歳の時「風船」(「COM」1968年5月号付録「ぐら・こん」Vol.1掲載)でデビューした[1]。 1968年、貸本出版社の東考社から、村岡の責任編集により、岡田史子を中心とする「奇人クラブ」同人の作品を掲載した商業誌『アイ』を刊行。2号まで出た。 「コミックVAN」「漫画アクション」「少年キング」等に作品を発表した後、麻雀もの等を描くギャンブル劇画家として活躍する。麻雀漫画を執筆した最初期の人物であり、「コミックVAN」に1968年7月に発表された『麻雀と性と死』が史上初の麻雀漫画という説がある[2]。麻雀漫画家としては「月刊漫画タウン」(徳間書店)に1984年より連載された『雀鬼北斗星』(原作・吉田幸彦)などがヒットしている。 2000年代以降は「実戦派ムラオカ」として、主にパチンコ漫画誌で活動した。「パチンコフィーバー」誌(一水社)では谷村ひとしと並ぶ看板作家として活躍。谷村と違ってオカルト打法には否定的だった。 2015年11月よりPixivで自伝的漫画『去年の雪』を断続的に発表。 2021年5月に脳出血で倒れ、右半身不随となるも、娘(村岡志保)のサポートにより、2021年9月開催のコミティアに初サークル参加。 2023年に村岡志保の編集により『去年の雪』の単行本を発売。本作で2024年度の第53回日本漫画家協会賞「まんが王国・土佐賞」を受賞する。 トリビア
主要単行本リスト
関連項目
脚注外部リンク
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