柳家小さん (6代目)
六代目 柳家 小さん(やなぎや こさん、1947年7月21日 - )は、東京都新宿区出身の落語家。落語協会所属、同協会常任理事。出囃子∶「楠公」。本名:小堀 義弘(旧姓:小林)。 経歴豊島区立高田中学校卒業。 1963年4月、実父である五代目柳家小さんに入門して柳家小太郎を名乗る。 1967年3月、古今亭志ん駒と共に二ツ目に昇進し柳家小ゑんに改名。 1976年9月、29歳で真打昇進し、三代目柳家三語楼襲名。戦後生まれの初の真打となる[1]。 2002年に父であり師匠の五代目柳家小さんが死去したのち、兄弟子の五代目鈴々舎馬風の内輪となる(真打のうえ昇進から25年以上経過しているが、わざわざ馬風門下に直った理由は不明)。 「六代目柳家小さん」は兄弟子十代目柳家小三治が最有力だったが、十代目小三治は小さんを継がないとしたため、2006年9月21日に「六代目柳家小さん」を襲名。足掛け3ヶ月に渡る襲名披露を行った。 2014年より落語協会常任理事を務める。 芸歴役職人物父は人間国宝の五代目柳家小さん、甥(姉の息子)は元バレエダンサーで俳優の小林十市、同じく落語家の柳家花緑、妻は日本舞踊家の花柳孝寿加。花緑とは親子三代落語会を共にしたが、実際は叔父と甥の関係である。 子供時代は後の兄弟子となる五代目小さんの高弟に面倒を見てもらっていた。五代目柳家つばめはよくとしまえんに連れて行ってくれるプール係、柳家さん吉はチャンバラ係、十代目柳家小三治は遊んでくれはしなかったが、何でも親身になってくれる人だったという。 六代目小さん襲名の際山田洋次、五代目中村富十郎、二代目中村吉右衛門、堀内恒夫らが祝いのコメントを出し、落語芸術協会会長・桂歌丸も「三語楼(当代小さん)には先代のその上の天然記念物になってほしい」というコメントを出して後輩の門出を祝った。一方、立川談志はこの六代目襲名を批判している。 趣味は本人が語ったところによると芝居観賞、ゴルフ、落語。特技も落語であり、得意とするネタは「真二つ」(作:山田洋次)、「ひとり酒盛」など。主に柳家伝統の滑稽噺に力を入れているが、新作落語を演じることもある。 主な出演作
映画発表作品CD
著書
弟子廃業脚注外部リンク |