梁瀬泰孝
梁瀬 泰孝(やなせ やすたか、1967年8月26日[1] - )は、日本の実業家。株式会社ギガプライズ代表取締役社長、株式会社フォーメンバーズ代表取締役会長、株式会社ギガテック代表取締役会長、株式会社テイ・シー・ジェー取締役、株式会社アースクリエイト社外取締役。旧姓は稲山(いなやま)。 株式会社第一勧業銀行での勤務を経て、株式会社ヤナセ専務、株式会社テイ・シー・ジェー社長、株式会社ヤナセ石油販売社長、モラビトジャポン株式会社代表、大新東株式会社社長、株式会社CHINTAI取締役、株式会社ショーファーサービス社長、株式会社エイブル社長、株式会社エイブル&パートナーズ副社長などを歴任した。 概要東京都出身の実業家である。父方の祖父は経済団体連合会の第5代会長を務めた稲山嘉寛であり、母方の祖父はヤナセ中興の祖として知られる梁瀬次郎である。第一勧業銀行を経てヤナセに入社すると、将来の社長候補とも目されていた[2]。ヤナセでは専務まで務めたが、同社が伊藤忠商事に買収されたことを機に退任し、その後は様々な企業の役員を務めていた。不動産業とその関連業界においては、CHINTAIの取締役を経て、エイブルの社長やエイブル&パートナーズの副社長を務めた。また、情報通信業においては、ギガプライズの社長やギガテックの会長を務めた。 来歴生い立ち幼稚舎から慶應義塾に学び[3]、慶應義塾大学商学部を卒業[4][5]。1991年、第一勧業銀行に入行。1998年、ヤナセに転じ[2]、取締役に名を連ねた。なお、ヤナセへの入社に際し、母方の祖父である梁瀬次郎の養子となったため、姓を「稲山」から「梁瀬」に改めた[2]。 実業家として2000年になると、ヤナセの専務に昇任した。また、2002年には、ヤナセの傘下企業であるテイ・シー・ジェーとヤナセ石油販売においては代表取締役となり、それぞれ社長に就任した。しかし、2003年より、ヤナセは伊藤忠商事の傘下に入ることになった。その後、ヤナセの顧問に退いた。 また、2003年より、モラビトジャポンの代表に就任した。なお、ヤナセは2006年にファッション商品部を廃止することになり、それに伴い、ヤナセが取り扱っていたモラビト製品に関する事業はモラビトジャポンに譲渡された。2005年、テイ・シー・ジェーの平取締役として退くとともに、大新東に転じ社長に就任した。また、2007年よりアウディジャパンのシニアアドバイザーとなった[2]。2009年にはショーファーサービスの代表取締役として社長に就任した。 ヤナセを離れてからは、不動産業に関連する事業に携わることが多い。2008年にはCHINTAIの取締役として名を連ねた。なお、同年よりグリーンイノベーションの社外取締役としても名を連ねた。2010年、エイブルとCHINTAIが経営統合することになり、新たに持ち株会社としてエイブルCHINTAIホールディングスが発足した。さらに2012年には持ち株会社がエイブル&パートナーズに改組された。梁瀬が取締役として経営に参画していたCHINTAIは、不動産会社であるエイブルとともに、エイブル&パートナーズの子会社としてぶら下がる形になった。同年、エイブルの代表取締役として社長に就任した。さらに2014年には、エイブル&パートナーズの取締役として副社長に就任した。 また、情報通信業に関連する事業に携わることが多い。2015年、ギガプライズに転じて顧問となり、同年に代表取締役として社長に昇任した。また、同年よりESPの取締役としても名を連ねた。翌年にはアースクリエイトの社外取締役としても名を連ねている。2017年からは、フォーメンバーズとギガテックにて、代表取締役として会長を務めている。 家族・親族
系譜
年譜
著作
脚注
関連項目 |